仲村ケイの政治経済コラム その8

「中国が破産寸前?で、日本も道連れに・・・?その2」

どもども、元会長の仲村ケイです。

お盆が終わり、夜の空気は少しひんやりとしてきましたが

昼間はまだまだ真夏の暑さですね。

今日の埼玉県は36℃、、、です。

熱いですが、今頃からは夏場で溜めた胃腸の冷えの影響が出てきます。

冷たい物いっぱい取ったでしょう?

今のうちにお白湯を飲んだり半身浴をして秋冬に備えて下さいませ★

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さてさて、本題です!

前回から中国経済を日本経済の関係性についてお話しさせてもらっています。

■中国経済は本当に裕福なのか?
 http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11910340778.html

上記コラムの結論としては「中国経済が調子良いというのは、どうも怪しい・・」

と締めました。

で、今回は、その怪しい中国経済と日本経済の関係性について考えてみます。

国対国の経済関係を考えるにおいては〝相手国に対する貿易依存度〟

というものが大きな鍵になります。

ますはその〝貿易依存度〟について述べていきます。

多くのマスコミはこう言います。

「日本のGDP(国民総生産)の大部分は対中国貿易で成り立っている」

「中国が日本と貿易してくれなくなったらお終いだ」

と。

マスコミが言うように実際に日本経済の対中国依存度が高ければ

上記の様に中国の道連れになります。

しかし、逆に依存度が低ければ全く大丈夫!

と、いう結論になります。

本当のところはどうなのでしょうか???

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ではまず、

日本の貿易依存度について考えてみます。

国の経済力はGDP(国民総生産)という形で表されます。

ですから、GDPの中身(収入源の割合)を分解していけば

その国の貿易依存度が分かってくると言う訳です。

■日本のGDPおける総輸出額の割合

 → 13.44%(2010年財務省データ)

比較参考のために他国のデータも
・アメリカ 9%
・中国 27%
・韓国 46%
・イギリス 18%
・ドイツ  38%
*見やすく小数点以下を四捨五入しています。

数字を見れは一目同然ですが、

日本はあまり対外貿易に頼った経済状況では無いことがわかります。

で、もう一つ分かるのは、その国の〝経済の安定性〟です。

GDPにおける輸出割合が少なければ少ないほど〝内需〟でその国の経済がさせられているとい考えられます。

何故〝内需〟で国の経済が安定するかというと、

貿易に依存した経済とは〝為替レート〟の影響を大きく受けてしまうからです。

為替レートとは:
円安とか円高とかのこと。ざっくりですが外国の貨幣と交換する時の割合です。

為替レートは日々変化しています。

円安とか円高とかニュースで毎日のように聞きますよね?

円安だと海外で日本製品の価格が下がるので多少輸出が増える可能性が高まりますし、

逆に円高だと輸入品の日本国内価格が下がるのでボクたちにとって買いやすくなります。

また、同じ数だけ売れても、円安だと海外に売った分の総売り上げ額は低くなっています。

ちょっとごちゃごちゃしてきましたか。。ね。(大丈夫ですかな?)

まあ、輸出依存の経済では為替レート変化に国内経済も必ず大きく影響を受けてしまうのです。

これは絶対です!

それに対して輸出依存度の低い内需中心の経済は為替レートの影響を受けないので比較的安定度が高いという訳です。

比較データで出ている韓国経済なんかは勢いがあるように見えても非常に不安定なのです。

ドイツの場合はEU(ヨーロッパ連合)の中での勝者になっての数字なので韓国とはまたちょっと違いますがね。

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次に、

■GDP内の輸出領域における対中国輸出の割合

日本のGDPにおける対中輸出が占める割合

 → 2.76%

更にその中のにおける黒字額はGDPの0.33%(2011年IMFデータ)
*中国との貿易の中で純粋に日本の儲けになってる割合。

たった、、、、0.33%

これかが無くなる事で日本経済がどれだけの影響を受けるのでしょうか?

ボクには全く分かりません。(影響を受けること自体が・・・)

逆に、中国は自国が海外に輸出している電化製品の材料(資本材)の多くを日本から輸入しています。

資本材:電化部品の材料など(チップとか鋳型とか)

つまり、中国は作る為に高い技術が必要な資本材は日本製を使い、

それを組み立てた物を海外に売ってGDPの27%を稼いでいる訳です。

ですから、日本との貿易が無くなって困るのは、実は中国の方なのです。
*韓国のサムスンなども全く同じ構造です。

ここまで話すとマスコミが言っていることが丸っきり真逆であるようにしか思えません。

あなたはどう判断するでしょうか?

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最後に、「中国がレアアースを輸出しなくなったらどうするんだ!!」という声もありますが、

これは今の段階で中国から多く購入しているだけであり、

他の産出国から輸入すれば良いだけなのです。(米国、南米、オーストラリア)

レアアース:
サマリウムやネオジム、ユウロピウムなどの希土類元素(rare earth elements)の酸化物や塩化物などの総称
工業製品の原材料として使われている

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まとめます。
・日本は貿易に依存していない内需中心の経済である
・対中貿易黒字はGDPのたった0.33%
・レアアースは中国以外からも輸入出来る
・逆に中国や韓国の方が日本からに輸入に依存している

この結果から考えると、もし中国経済が破綻したとしても、

日本には余り大きな影響は無いのではないかと考えられます。

ただ、企業単位では対中貿易が無くなれば影響は受ける事だけ付け加えていきます。

では、また次回に。

今度は韓国経済とTPPがもたらす日本経済の未来について書いてみようかな。

仲村ケイ

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