仲村ケイの政治経済コラム その5

「日本経済破綻!破綻!破綻!まぢ?? ②」

どもども会長です。

先日は明け方の次地震に起こされ、

「震度4はあるか!?」と思いテレビを付けるが、

震度3・・。

「高層階ってこんなに揺れるのね。。。」

と、朝からブルーになってしまいました。。。


と、いうところでー!!本題です!

前回から〝日本経済破綻説〟について書かせてもらっています。

「日本は借金大国」
「国の借金1024兆円」
「国民一人あたり800万円の借金」
これは真実か否かについて説明を終えました。
こちらを参照
→ http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11890790858.html

そして、マスコミはこう言います。
「ギリシャはたった38兆円で破綻した。次は日本だ!!!」

さて、これは真実なのでしょうか?

金額だけ書き出してみると日本の方はひどい借金をしているように見えます。

確かに。

では、以下でギリシャと日本の借金の状況を論理的に比較対象していきましょう。

○借金額に関して
・日本  1024兆円
・ギリシャ  38兆円


○国債金利(国が支払う利息) 
・日本   1%前後
・ギリシャ 15%(破綻直前は38.5%)


○国債購入者(お金を借りている相手)
・日本   日本国民95% 外国人5%
・ギリシャ ギリシャ国民30% 外国人70%



○貨幣発行権(自国の判断でお金が発行出来るか否か)
・日本   可能
・ギリシャ 不可能(EU加盟国であるため)



いかがでしょうか?

経済に興味がある方なら、このデータだけで全く借金の中身が違う事が分かると思います。

借金額だけ見れば日本の方が深刻に見えますが、

中身に関しての深刻さは実は全くもって逆なのです。

以下がその解説です。
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○借金額に関して:
借金の規模に関しては国力(GDP)の違いだと受け取っていいでしょう。
・日本のGDP  482.4兆円
・ギリシャのGDP 25.9兆円 *共に2010年のデータ

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○金利に関して:
これはその国の〝経済力の強さと信用度〟を表します。
平たく言うと「その国にお金を貸しても大丈夫かどうか」です。

日本が1%前後であるにも関わらず、ギリシャは15%。

破綻直前には38%!にも上がっていました。

ここだけ比較しても日本経済に対する安心感と信用度の高さが分かります。

この数字の違いがどれだけ国内経済に影響するかは次で述べています。

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○国債購入者(お金を借りている相手)に関して:

日本の場合は95%以上が自国民です。

つまり、国家を一つの家族として考えた場合、

お父さん(日本)が家族(国民)からお金を借りているのと全く同じなのです。

ですから、家族(日本国)の中でお金が循環しているだけなんですね。

それに対してギリシャは70%以上外国人に借りています。

しかも金利は15%、、、、。

他の家族(外国)に自分の家族のお金(ギリシャのお金)がどんどん流れていってしまうのです。

毎年借金額の15%が出ていってしまうのですから、どんどん家族(ギリシャ)が貧乏になってしまうわけですね。

ご自分の家庭に当てはめて考えてみるとこの悲惨さが理解出来ます。
お父さんのお金が家族で使う前にどんどん無くなっていくのです・・。

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○貨幣発行権(自国の判断でお金が発行出来るか否か)に関して:

そして極めつけがこれです!

日本は自国の通貨(円)を日本政府の意志で発行出来る!のです。

円を発行するのは日本銀行ですが、日本銀行の株の半分以上を日本国が所有しています。

つまり、日本銀行は日本の子会社なのです。

日本政府が「通貨を発行しろ!」と命じれば日本銀行は発行しなければならないのです。

インフレ率さえ考慮すれば、日本は国内の通貨量が自在にコントロール出来るのです。

ということは・・・・、

借金自体も減らそうと思えば通貨発行によって簡単に減らせもするのです。(これ、目から鱗ですよね)

しかし、ギリシャの場合はそうもいきません

ギリシャはEU(ヨーロッパ連合)に加盟しているため、

EUの共通貨幣であるユーロを自国の判断のみで発行する事は出来きません。

ですから、自国内の通貨量のバランスを自国で調整することが出来ないのです。

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まとめます。

日本:
・家族(日本国)内ので貸し借りなので国内のお金が減っているわけではない。
・国債の金利が非常に低いので借金に伴うコストが非常に安い。
・自国内での貨幣量の調節が出来る。

ギリシャ:
・ほとんどが国外からの借金
・しかも金利が高いのでどんどん自国内のお金が海外に流出してしまう。
・自国内ので貨幣量の調節が出来ない。

いかがでしょうか?

これを横線に並べて「ギリシャはたった38兆円で破綻した。次は日本だ!!!」と

騒ぐことの意味の無さを分かって頂ければ幸いです。

こうやって客観的な経済的データを元に考えてみると、どれだけいい加減な報道がなされているかが分かりますよね。。。

無知なら良いですが、意図的であるなら罪が深い。。。ですね。


次回ももう少し日本経済の強さの根拠について考えてみましょう。

そいでは!

仲村ケイ



◆補足として◆

「通貨を発行し過ぎたらハイパーインフレになるのでは!?」と心配する声もありますが、

日本ぐらいの国ではそんなに簡単に起こりません。

ハイパーインフレが起こるのは戦争の後の国内産業が壊滅的な状況にある時か

ジンバブエの様な発展途上国の場合のみです。

ハイパーインフレに関してはこちら
→ http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11870394954.html


過去のコラム:
あなたの給料もどんどん下がるデフレ経済についてのコラムはこちら
1,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11857930174.html
2,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11870394954.html
3,http://ameblo.jp/tida-biz/entry-11881299325.html


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