太平洋フェリーをA期間に利用する場合、1等以上の定員が2名ないし2~3名の個室は一人であっても貸切料金がかからない。今回は、一人では予約ができない定員が3~4名の1等和室を一人で利用する旅行。
ちなみに、太平洋フェリーに乗船するのは2022年だけでも4回目の乗船だ。
2022年12月2日金曜日の夜 横浜駅東口からJRバスに乗る。
3列シートの真ん中、前から2列目。ほとんど満席状態。
バスタ新宿を経由、発車後に消灯。
約6時間後に仙台駅東口に到着。
1か月ぶりの仙台であったが寒くなっている。同じ服装で来たのを後悔した。
11/5 最低気温6.7℃ 12/3 最低気温-0.8℃
出港時間まで特にやることもなく、電車に乗っても早く着きすぎてしまい、仙台駅周辺は朝早すぎて営業していない。
という訳で、仙石線に沿って歩いた。
途中の交差点に設置されていたポールの表面に霜が降りていた。
1時間かけて苦竹駅に到着。
寒かったので仙石線に乗る。
仙台港は中野栄駅が最寄り駅だが、あえて逆方向のあおば通行に乗る。
仙台駅から仙石東北ラインに乗り、高城町駅で再び仙石線で陸前高砂駅へ。
陸前高砂駅
朝ごはんを食べていなかったので左のザ・ビッグへ。
船内のバイキング利用予定のためおにぎり1個で。
てくてく歩いて仙台港へ向かう。
11時すぎに到着。
今回は約2か月前に早割で特等和室を予約していた。船の和室に泊まってみたかったからだ。
しかし、折角全国旅行支援が行われているのだからそちらも利用したいところ。
そこで、早割特等の予約をB寝台片道フルパックに変更し更に船内で1等和室に変更することにした。
まず、窓口で等級変更を行いたい旨を伝えると予約センターに電話をして変更をするように伝えられる。
窓口でやってくれるもんだと思っていたら電話でしか受け付けてくれないとのこと。
ネットで予約をキャンセルするとキャンセル料が発生するので仕方がない。
電話で手続きをすると変更の反映に時間がかかるので10分後に窓口へ行ってくださいと言われる。
ベンチに座りスマホをいじって時間をつぶして窓口へ。事前に乗船名簿をネットで登録していたが、予約の変更で無効になったようで用紙に記入してくださいと言われた。
その後は通常の乗船手続きと同じ。
B寝台の予約のまま一旦乗船する。
1畳ほどの寝台はやや窮屈だ。テレビもついてないし立ち上がれない。
1か月前に乗船したS寝台の半分の空間しかないのは利用しにくいかな。
出港後に等級変更ができるようなので、乗船開始時点で営業開始したレストランタヒチへ。
好きではないカレーやコロッケ以外を一通り皿に盛る。
炒飯・水餃子・ラーメンの中華料理を中心に食べるが、1か月前に昼食を食べすぎたため夕食が思ったより食べられなかった反省として腹8分目に抑える。
おかわり
ゆっくり外を見ながらの食事は楽しいな。
ご飯を食べ終えた後、5デッキのインフォメーションで等級変更を申し出る。
船内での等級変更は空室さえあれば定員による制限がなくなりどの部屋にも1人分の差額だけで変更できる。
変更料金早見表 B寝台から1等アウトサイドは6,000円
早割から等級変更を行うと割引価格と定価の差額を払う必要があるので安くならない。早割の威力が無くなるので注意が必要。
決済方法は現金のみ。
今回の支払額の変遷は以下の通り。
特等早割 11,400円
↓
B寝台片道フルパック(4割引後) 6,600円(クーポン3,000円付)
↓
等級変更 B寝台→1等(アウトサイド和室) +6,000円
合計12,600円(クーポン3,000円付なので、実質9,600円)
もとの特等からワンランクダウンしたが実質で1,800円安く3食付きで個室を利用できた。
荷物を取りに戻ってカードキーと補充券を受け取る。
元のB寝台は後方寄りで1等和室は船首より。係の人に揺れを感じやすいが大丈夫ですかと心遣いがあった。
指定されたのは5デッキの船首にある503号室
扉を開けたらもう旅館のような雰囲気。
室内は6畳で4人だときつそうだが、一人だったら十分な広さ。
船にいるとは思えない落ち着く空間である。
クローゼットにはタオルとナイトウエア
押し入れには予備の布団
トイレとシャワールームもあり
冷蔵庫とお茶のセット
コンセントは2口
窓からの眺めはこの通り
5デッキなので障害物が多い感じだが、前方が見えるのはいいと思う。
きっぷ収集を趣味としている身としては船内補充券も見逃せない。
補充券の持ち帰りは可能であった。
昼食後は昼寝と入浴と映画鑑賞。
そしてお楽しみの夕食。
やはりメインのステーキとカツオのたたきを好きなだけ。
お代わりも肉とカツオ サツマイモの甘露煮も美味しかった。
デザートにケーキとフルーツとアイス
昼食を抑えたので満足に食べられた。
食後はサザンクロスで映画鑑賞
久しぶりに邦画を見たが、うーんといった感じ。
普段よく乗る2等寝台だと部屋にいてもつまらないので共有空間のソファーで過ごしたりするのだが、今回は個室なので部屋に戻る。
6時に起床。
朝ごはんを食べる
かれこれ7回ほど乗船しているがカペリンの塩焼きが提供されたのは初めてだ。
5匹おかわり よかった
自室でゴロゴロしていると前方に名港トリトンが見え始める。船旅の終焉だ。
立つ鳥跡を濁さず
下船後いいじゃんクーポンの有効化を行う
外観を撮影
歩いて野跡駅へ
名古屋市営バスで名古屋駅へ。3月に乗車したときの運転士の対応がとても素晴らしかったので同じ人だったらいいなと思っていたが別人だった。別に対応が悪かったということは無い。
1時間弱で名古屋駅に到着。いいじゃんクーポン3000円分はJRゲートタワーのビックカメラとキオスクで赤福を買って使い切る。
帰りは1か月前と全く同じ行路で名鉄JRを乗り継いで帰宅した。
おわり