芦田愛菜ちゃん主演の「明日ママがいない」。

みなさん、見ましたか?

うちは21時以降のTVは体調を考えてリアルタイムでは見ないので、DVD録画を昨夜見ました。

その前、夕方くらいの芸能ニュースでは、一斉にこの番組批判が出ましたよね。

辛辣な見出しでびっくり!
で、つい興味本位で「なになに?なにあった?」って読みに行っちゃいましたよ。

なんでも、愛菜ちゃん演じる少女が「赤ちゃんポスト」出身ということで、あだ名が「ポスト」であったり、三上博史演じる児童護施設長が怒鳴ったり叩いたり、経ては「お前たちはペットショップのペットと同じだ!泣いてみろ!泣けたら飯食ってよし!」なんて、演技を強制するもんだから・・・

リアルに存在する赤ちゃんポストのある病院や、児童養護福祉関係の各方面から、放送中止の要請を受けてしまったらしいです。

放送中止か? って騒ぎになってるというね・・・

内容が、、、相当過激だったんだな、どれどれ? っていう気持ちで見たんですね。

確かに。。。
関係する人たちには不愉快な脚本、不愉快な演出だったでしょうね。

子供たちのあだ名の付け方ひとつ、むかっ腹たったでしょうね。

赤ちゃんポストに捨てられてたから ポスト
家が貧乏で養育放棄されたから ボンビ
母親が彼氏をドンキで殴って捕まったから ドンキ

子供らしい付け方よね・・・でも・・・大人には非常識に見えたかな。

このドラマは、「家なき子」や「高校教師」の脚本を書いた野島伸司さんが手がけています。

現代のなかなか表には出てきにくい世界を切り取り、皮肉混じりや辛辣に表現するドラマ。。。

そんな印象を私は持っているのですが、今回のこのドラマもそうなのかな?と思ったら・・・

そうね、初回は程々って感じでした。

演出が“怪しいっぽい”のと、“登場人物のキャラが濃い”って感じなだけで、実際にあんなイケメンスタイルで暴君の施設長がいるわけないし、子供たちがあんな扱いされてるわけもありませんもんね。

娯楽として楽しんで、でも、「おやこってなんだろう?」とか、「家族ってなんだろう?」とか、「里親って?」「養子縁組制度って?」などと、普段考えが及ばないところに気が向けばいいのかなぁ・・なんて思いました。


わたし的に印象に残ったセリフ。

ドンキで彼氏を殴って障害事件を起こした母が、養護施設の娘に会いに来た場面で__。

娘はこれでやっと、母のもとに帰れると喜びます。

その子に向かって母は

ママは、○○(彼氏)と結婚しようと思うの。あんなことがあったのに、結婚しようって言ってくれたの。だから・・・。 真希はここにいて欲しいの。 彼氏が相手の子供を虐待するとかってあるじゃない? 真希と彼の関係がそんな風になってほしくないのよ・・・」
(これ思い出して書いてます、だいたいこんな内容)

っていうねww

はぁ? 何言ってんの?このママ??? 発言。

男を愛してるから我が子と暮らせない(愛せない) という理屈。

これ聞いたとき、(--〆) ムカっときちゃったんですが(フィクションだというのに)

多分、おそらく、こういう大人の屁理屈で預けられちゃってる子供たちは、現実にいるんだろうなぁ・・・と。


形は違うけど・・・
うちも似たような修羅場がありました。

思い起こすこと14年前。
ゆうさんのチック発症で、家族の連携がおかしくなり、私はウツで倒れて廃人で、思い余った主人が

「離婚して、子供たちを福祉施設に入れて、自分ひとりで今の仕事(カメラマン)と続けたい! だから離婚してくれ!」って言いました。

私ね、実の父に「俺は本当は子供なんて欲しくなかった!」って吐き捨てられた経験あるんですが、その時以来の衝撃を受けましたよ。

まさに「ドンキで殴られた!」


とーぜん、そんなの了解できませんからね。

わたしが「うん」といえば、、、子供たちは施設送りです。

全くね、大うつ病の妻にそれ言うか?って話なんですが、、、
当時は、両者、正常な判断ができませんでしたからね・・・

それでも、私は、命懸けで子供たちを守ろうと誓いましたわよ。もちろんですよね。。。

幸い、その時は夫の母が岡山から千葉まで来てくれて、事なきを得たんです。
(知らない間に鎮静してた)

昨日のドラマのこのセリフで・・・

「あ~、何この女!って腹たったけど、、、うち、パパが同じようなことしてるね」って。

ゆうさんと・・・頷いちゃった・・・。

こんなこと書くと、また誰かから避難されそうですが・・・
発達障害を持つ親の、子供への虐待や放棄も、問題視されつつありますよね・・・

また、幼児期の子供とか、発達障害だとわかると、捨ててしまう親もいると聞きます。。

悲しいですね・・・
悲しすぎですww

あと3日で、ゆうさんの誕生日なんですが・・・
わたし、ほんと、、、よく踏ん張ってきたよな・・・と・・・

今日は自分を褒めちぎりました。


まぁね、そんな母の気持ちは、そうね、ゆうさんには届いてると思うけど、まだ幼児だったボーには、回顧録は言えませんね。


このドラマを見て、変に盛り上がったお子達。

ゆうさんは忘れんぼ思考の鶏頭だから ニワトリ
ママは若年性痴呆っぽいから チホウ
ボーちゃんはずーっと家にこもってるから ヒッキー

だ~ね、あだな。

って、いって、ケラケラ笑ってる・・・

陽気な兄弟を見て・・・

「あ~、私はこれを守ってきたんだな」と・・・

暖かになりました。。。


めでたし、めでたし。。。