人には、いろんな「いいところ」があって、
自分で自覚できているもの
(努力して理想を実現しているところ)と
あまりにも無意識下でのものと。
高校生の子を治療していて、
まだ気づかれていない才能や能力が
殻を破って外に現れようとするときに
身体がバランスを崩す瞬間があるんだなーと。
その、バランスを崩しているときに
自己評価が下がってしまうんだけど、
そうすると 余計に身体が反応を大きくするんだよね。
「僕って、本当はこんなにすごかったんだ!!!」
↑こっちでしか、越えられない症状だろうと。
潜在的なジレンマみたいな
トゲトゲした日々のイライラが、
「こういうことない?
こういうこと得意でしょ?
これって、とってもすごいことなんだよー」っていう
その子の「能力の解説」をしていたら
すぅーーーっとフラットになっていったんですよね。
症状として出ている状態とか状況を聞くと、
とりとめもない感じがするから
周りの大人は、
一体どうしたらこういう症状が出なくなるのかの思考の中で
何かが「弱い」
何かが「足りない」っていうところに辿り着くんだけど
診せてもらった感じでは
「(まだ使っていない)才能が豊かすぎる」
「彼の脳の中が鮮やかすぎる」みたいな
しっかりと理解して「能力」として使っていけば
今後何の「問題」もないだろうな、と。
ただ、普通の学生生活の中では
まだそれを使う出番がこないのかなとも思うから
こういうところには
親御さんの理解とサポートが
必要なんだと思うんですよね。
大学で何かの研究を始めたりとか
就職して何かを任されたりして
その世界の中に ぐぅーーーーっと集中させるように
自分を使い始めたときに
みんなとは歴然の差が出る能力っていうね。
本人の「偉才」さに、
まず周りが気がついてあげることと、
それがとてもすごい才能であることを
家族でシェアするようなオープンさが
今、身体に不具合として出ている症状を
解き放つ術かなぁ。
学生さんだと、症状のせいで学校に行けないとか
生活の基盤のところが揺らいでしまうから
自分のことを過小評価してしまうきっかけとしては
もうこれだけで十分なんだよね。
親からしても、
学校に行けないということが
一番の気がかりのところなんだと思うし。
将来のことを考えると特にね。
一般的な学力以外のところに
高い「能力」を持っている子たちは、
みんな潜在的なジレンマを抱えているんだと思います。
学力に関しては
結構簡単に褒めてもらえる機会があるし
認めてもらえる機会があるんだけど
そこ以外のことに関して
高いレベルで能力や才能を発揮していても
思っているようには褒めてもらえなかったりね。
自分の中には確実にある「感覚」が
一向に外側(親や先生とか)から満たされないと
たぶんね、それだけでも不安定になると思いますよ。
今、能力の高い子が本当に多いですから。
もし、自分のお子さんが
潜在的にジレンマを抱えていて
そのせいで苦しんでいるのなら
ちょっと発想を変えて
あなたのこういうところには、誰も敵わないもんねー
っていうコミュニケーションを
増やしてあげるといいと思いますよ
親御さんも、きっと不安でしょうから
不安の種を数えてしまいがちですが、
いいところを守りながら育ててあげるイメージで
彼らの能力にアクセスし続けることで
家庭の雰囲気も一気に明るく変わっていくと思います。
まずは、ご家庭が
安心感に包まれた笑いで溢れるといいですねー
↑熊界では異端の優しさw
超絶優しいよねwww
子どもにとって
親がしてくれたことは
いつまでも鮮やかに記憶の中にあるんですよね。
親だけでなく
本当に自分のことを想ってしてくれたことや
かけてくれた言葉なんかも
きっと同じように残ってはいるんでしょうけど
高校生くらいであれば
やっぱり親御さんの存在は
とてもとても大きなものでしょうからね。
傍にいられないときにも
傍にいるのと何ら変わらない存在感で
相手の中で生きられたら
それが本当に理想的な
存在の形なんじゃないかなって思うんですよ。
精一杯の想いを相手に傾けながら
一緒に歩いていけたら
そんな風に存在できるのかなぁ。
