今日は通院日の日だった。
2週間前の受診の時、血液検査で白血球が平常値に戻りつつあって成績優秀だったのだけど、それと反比例するかのように肝機能の数値がグンと上がっていた。そして今日もまたグンと上がっていた。
この一年半で、1番高い数値。
先生も 「何でかなぁ、うーん。B型肝炎のウィルス暴れ出して来たんだろうか?でも、エンテカビル(肝炎の薬)飲んでるんだけど、別の原因だろうか?抗がん剤お休みしてだいぶ過ぎてるから、これで肝臓も少し良くなると思ってたんだけどな」と、
それで追加で血液検査になった。
今日なんて元々、血液検査、骨の抗がん剤投与(鎖骨のポートからの点滴)、お尻2箇所に皮下注射、で、それだけでも絆創膏4つだったのに、そんな肝臓の結果が出たので、追加血液検査で、5箇所目の絆創膏になった🤣
白血球や血小板が正常値に入って来て(Lowが5になり)、やれやれと思ってたら、今度は肝臓。
まーでも、この何ヶ月かは 腹水が溜まってくる症状にもなってきたから、肝臓は弱って来てるんだな、とは思ってたけど。
もしかしたら、先がそんなに長く無いか(すぐじゃないけど)、またはこうやって普通に動ける日々が 無くなるのか?
と、思いつつ、だとしたら、だとしても、やっぱり 普通に動けるうちに 今出来る事を先を考えずに精一杯やって そんな今って言う日々を重ねるだけだよな、と、思った。
でも、流石にこの上がり用で追加検査になったので、元気は病院の帰りちょっと無かった。
でも、再放送のカーネンションを今見たら、今日の私の答えに付け足すようなピッタリの話しで 後田さんから前田さんに移行中(笑)
ドラマカーネンションは、コシノジュンコ等のお母さんが主人公の話し。
主人公は88歳、今日のドラマに出てたのは、末期ガンの30代位の、小さな子供がいる女性。
主人公が病院で、患者さんや看護師さんとファッションショーをやる話しになっいて、その末期ガン女性は出たいけれど、心境的に出られなく、でも羨ましくその集まりを見てただけだった。
末期ガンの女性は、心を開いてこう言い始めた。
「自分も辛いけれど、弱ってく姿しか子供に見せられない、その辛い顔を見てたら、更に辛くなる、何も出来ない自分だ」と。
それを聞いて主人公は その気持ちに共感した上で 自分の経験からの話しをする。
「歳を取ると 病気にもなれば、あちこち痛くなるし、老いが進んでるのを感じ怖さもある。
でも85歳を過ぎた時に気がついた。
若い子がその辺を走り回っても当たり前のことだけれど、100歳のお婆ちゃんが走り回ったら、それだけで奇跡だ。
それだけで、周りも幸せな気持ちなる。
私が鰻を食べたりお酒を飲んだりすると、もうそれだけで、周りは喜ぶのだ。だって奇跡だから、それだけでも。
それが歳を取るという事のお役目なんだろう、と、思った。なんてお得な状況。
だから、あなたも、ニッと笑ってごらん。」
そう言われて、彼女は初め引きつりながら少し微笑むけれど、そのうちに本当の笑顔になった。
それを見た主人公はこう言う。
「末期ガンの人は普通笑わない。でもあなたは笑った。それだけで奇跡なんだよ。そして周りはそれを見て幸せな気持ちになるでしょう。あなたは、そう言うお役目なんだよ。
だから、そのあなたがファッションショーに出て 堂々と歩いて輝くのは、物凄い奇跡になる。
みんなの幸せや希望になる、そう言うお役目を貰ったと思って生きていきましょう。素敵なファッションショーやりましょう」と、そんな会話だった。
私は、末期ガンでは無いけれど、見た目では病院に通ってる事すら縁遠い感じだけれど、数値的には、ずっと何かしらの症状は出ていて、特に5月位からは腹水が溜まるようになってきた。
それから治療方を変えたりしたけれど、自分なりに体が色々変わってきてるのは感じてる。
2年前に入院した時も肝機能がダメになり 治療方が無くなり そう長く無い事を知った。
でも、そこからの丸2年、何の力が働いたか分からないけれど、介護認定まで受けてたのに、日常の事が出来るようになり、あり得ない色々素晴らしい事の連続だった。
そこから行くと、私のこの状態で、色々やる事自体が奇跡で、まして健常者の人以上に色々こなしてるのは、物凄い奇跡だと。
だから、私のこの物凄い丸2年も、その奇跡のお役目を果たしてるからこうなのだ、と、感じた。私が希望を持って生きる事で誰かの希望になるんだと。
実際にそう言う言葉は何度も聞いた。
だから、物凄い2年を、神さまから与えられたんだなと、思ってる。
私のこのお役目の時間が、何処まで続くかは分からないけれど、完了の時までは、お仕事キチンとやっていこうと思うマエダでございました。
流石に今日はちょいショックだったけど、何とか前を向けた。後田が前田になった