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会社員ワーママ として
育休後アドバイザーとして
育児と仕事の両立に役立つ情報、
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復職後3〜4年目に
仕事と育児の両立に苦戦した日々を
ストーリー形式で振り返っていきます。
不定期更新中。
不器用な私の育児時短勤務奮闘ストーリー&つたない文章を
生あたたかい目で見てくださる方がいればご覧ください。
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2017年1月
お迎え、間に合うかな…
時計を気にしつつ、キーボード入力の手は止めない。
「お迎え」とは、保育園に通う3歳になる娘のお迎えのことだ。
年末の繁忙期は延長保育と休日出勤でなんとか乗り越えた。
1月に入って落ち着いたけど、それでも育児時短勤務申請している退社時間では帰れていない。
新卒で入ったこの会社で事務職13年目。今の仕事には慣れているけれど、育児時短勤務者になってから3年。
この育児と仕事の両立生活にはなかなか慣れない。
気がつくと終業時間を過ぎている。今日も延長保育を申し込んでいるけれど、そろそろ上がらなくては…。
「相田さん、来月の監査の準備しといて。今日中にみんなに割り振ってチェック漏れのないように。」
課長に言われ、「はい。」と返事をする。
就業時間を過ぎても課長から業務指示が来るのは日常茶飯事。
特にリーダーシップがあるわけではないけれど、チームリーダーの私。
と、いうわけで担当業務以外にもチームリーダーの仕事も舞い込んでくる。
チームリーダーといっても役職や手当などはなく、だいたいどこの部署でも私のような社歴が一番長い事務職の女性が勤めている。
「ありがとうございました。おまたせ、ごめんね、遅くなって。」
保育園へ迎えに行くと、娘はおもちゃで楽しそうに遊んでいた。
娘は手を止め、私の顔を見るなり、
「せっかくおもちゃで遊んでいたのに〜。」と不機嫌に言う。
急いで迎えに来たけれど、娘が楽しく過ごしているのなら幸いだ。
やれやれ、やっと1日が終わる…、わけではない。これからまだイヤイヤ期を引きずる娘の育児と家事だ。
我が家はいわゆるワンオペ育児。夫は仕事が忙しく、帰りは夜中だ。
家に帰ってからは、娘の寝る時間を気にしつつ育児と家事をこなさなければならない。
復職後、自然に朝4時半には目が覚めるようになった。
冬は寒さのあまり布団から出られない。
そうだ、ココアがあったっけ。家族を起こさないようそっと布団をでる。
今は、朝の時間が1日の中で唯一の自分の時間になっている。
家族が起きてくるまでの時間は、私が好きなことをひとりでできる時間。
温かいココアを入れ本を開く。
今、読んでいる本は本屋で平置きされて目に留まった仕事効率化の本だ。そしてノートをとりながら内容をまとめる。
数年前の私には想像も出来なかったことだ。大人になってから本はほとんど読んでいなかった。
ファッション雑誌くらいの読書経験だった私が本を読むようになったきっかけが今、まさに苦戦している「仕事と育児の両立」だ。
お迎え時間に間に合うためには、仕事を効率よく終わらせる必要があった。
その方法を求めて、本屋に駆け込んだのがきっかけだった。
「定時で上がる仕事術!」「仕事のミスなし!時短テクニック」「チームリーダーの仕事術」そんなタイトルの本を読んではノートにまとめていった。
朝の時間や隙間時間などを活用し、少しの時間でも本を読んではまとめていく。いつの間にかその時間が私のストレス解消の時間になっていた。
30分ほど読書をしたら、パソコンを開く。家族が起きるまではブログを書く時間にしている。
これも本を読んで始めたことだ。学んだことや経験をアウトプットをすると記憶定着や脳活性化にいいというのだ。
実は、ブログ経験は20代にもあった。美容やファッション、日記などを書いていたのでブログを書くことに抵抗はなかった。
学んだことや実践したこと、日々のことを書くブログを開始して1ヶ月が経とうとしている。
これも私のストレス解消そして息抜きになっている。
だいたい私の1日はこうして始まる。
なんとか仕事を終えお迎えに間に合うため必死な毎日をなんとか変えたい。
そんな思いで本を読んでは仕事で使えそうなことはないかと探す日々だ。
仕事に取り入れていけばちょっとは改善されるかもしれない。
しかし残念ながら、この1年はより困難なものになっていく。
これまでの会社員生活で最も波乱の1年になるとは、その時は思ってもいなかった。
「ママ〜!」と、寝室から声が聞こえる。娘が起きた。もうこんな時間だ。
さあ、今日もお迎え時間に間に合うよう仕事を終えるミッションを達成しなくては。
娘のいる寝室へ向かいながら今日も考える、
お迎え、間に合うかな・・・
つづく・・・
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