　6月末、一泊の社員旅行で文庫と三浦半島に行ってきました。京急の往復きっぷとマグロを出す店の食事券などがセットになっている切符があるのね。それを使っての旅行。

　前日、書道教室に携帯電話を置き忘れたの。教室が開く時間には金沢文庫だったから携帯無し、携帯がないとカメラも無し。北条実時さんという人が称名寺というお寺と図書収蔵庫をセットで建てたそうで、金沢文庫は今は跡地を県立博物館にしてる。土砂降りの中でお寺を見ることになったけれど、とてもいい場所ーー海からの位置とか背景の山とかーーを選んだんだなという感じ。本尊が弥勒菩薩って変わってる？と思て、弥勒菩薩って半跏思惟像（の全てが弥勒菩薩ではないそうだけど）しか知らなかったけど、ここのは立像で、この形態の作例もあるものだと帰宅してからググったり。お寺と博物館はトンネルで繋がってる。見学のお客用のトンネルとは別に今は使われていないトンネルがあり、鎌倉時代からトンネル通ってたみたい。マイお寺とマイ収蔵庫がマイトンネルで繋がってるって、土地が安い時代に生まれてお金があったら建ててみたい。博物館に付属してる小さい（貸し出しはしてない閲覧はできる）図書室が欲しくなっちゃった。公営の場所としてはコンパクトで個人が持つと大きめという規模なのだけど、元々農家であとつぎが自分だけという人などなら持てる広さで、「ちょうどよい」感じなの。

　金沢（横浜の）に行ったのは生まれて初めてで、いつか行こうと思ってた場所だったのでよかった。ここからまた電車に乗り、宿は三崎港にある今人気らしい古民家を宿泊できるようにしたというところでした。次の日は城ヶ島を半日歩いて腕に日焼けして帰ってきた。

　三崎港の市場で買ったルバーブを入れ、焼いたパイ。

　あとは普段の食事。

　水餃子の日。

　アサリと豚肉。

　これはハマグリなの。アサリぐらいの大きさのハマグリというものがお魚屋さんにあった。千葉産。柄が様々できれい。

　スープ、お吸い物にすると、ハマグリの出しが出て、アサリと味が違い、ちゃんとハマグリなのね。パンは下の写真のキノコ型の。

　このマッシュルーム型のパンは、ケーキのように楔状に切るものなのか、食パンのように切っていくものなのかずっと悩んでいた。今はググると出てくるからこのパンの産地に行かれた人の旅行記を読んだら、現地では横に切ってた、というもの。

　こちらはドライフルーツとスパイス入り。角砂糖を砕いて上に飾るものらしいのだけど、角砂糖無いので飾っていない。

　桃の色が悪いが、お弁当。わりと元のレシピ通りの人なのだが、この日は創作料理的。グリーンカレーペースト味のチャーハンと、ラタトウユの作り方なのだけどダイコン入りの温野菜。

　背景は神保町交差点。靖国通りで咲く、ヤブミョウガとヒルガオ。

　昼顔は自然に生えてきたのだろうけど、ヤブミョウガは好きな人がいて植えたかタネを蒔いたのだと思う。北の丸公園に行くと、渓流と森のようになっている辺りに自生（みたいな感じなのよ）してるから、タネは手に入り易いのよね。けっこう大きく広がるので、山とお庭の境目みたいな空間のある立地に住んでいたらお庭にあるといいのになあという植物だわ。お花も実の時期も、お茶のお稽古に行くとよく先生が籠に生けられていたのを思い出す。来年こそはお茶を再開したいのだけど、できるかしら。

金澤文庫ほか