体の中心から運動連鎖をスタートさせる感覚 | テニス上達 最短の道 ~現役プロコーチが誰も教えてくれない“秘訣”をお伝えします~

テニス上達 最短の道 ~現役プロコーチが誰も教えてくれない“秘訣”をお伝えします~

JPTA認定プロコーチがテニス上達法をこっそり堂々公開します!月8,000円~10,000円のレッスン料が浮くかも(笑) 質問も受け付けているので、わからないことがありましたらお気軽にどーぞ!


今回は日常動作における
「あるテクニック」をお持ちの方には
役立つ情報だと思います。


テニスの上達は必ずしもコート上にしかない
訳ではありませんので、今回お伝えすることも
ひとつのヒントとして利用してください。


まずはこちらのご質問からどうぞ。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): A
■性別(フリー02): 男性
■テニス歴(フリー04): 4
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【Aさんのご質問】


スリーさん

『バックハンド動画』の
オポジットフォース良かったです。


左足→右足。


左足で地面を踏んでタメを作るような感じで
そこからスイングが始まる。


かなり、良くなったと自分で思います。
ありがとうございました。


そこで、更なる次の質問ですが、
先ほどのスイングが始まるというか、
実際には『ひねりを戻す』だと思います。


よく動画にはひねりを戻して
その後にラケットが出てくるとありますが、
脱力ということで、以前にデンデン太鼓のように
ということを他から聞いて、そのようにしてみました。


力を抜いて(余計な力を入れずに)、
パワーがどんどん末端に行くように、
鞭のように振る。


結果は全く打点が安定せずだめでした。


フォアも、バックどちらも。


今でもラケットが遅れて出ているという感じはないですが、
ペンギンポーズで例えれば、バックは特に両手ですので、
左足を踏んで体を捻り、動きを止めるとペンギンポーズのままの
テイクバックっという感じです。


フォアは片手ですので、自由度があるものの、
体が開いた後で腕が出てくるわけでもなく、
右足を踏んで、捻り、スイング時(捻りを戻している時)は
ペンギンポーズのままスイングという感じです。


見ている分けではなく文章だけなので分かりにくいですが、
このようなスイング(捻り戻し)でよいのでしょうか。


アドバイス宜しくお願い致します。


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

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Aさん

ご質問ありがとうございます!
スリーです^^


『バックハンド動画』で紹介している
オポジットフォースがうまくフィット
されたようで良かったです。


そして今回のご質問ですが、
確かに実際に打っているところを見ていないので
言い切ることができないのですが、多分ラケットが
遅れすぎていることが原因ではないかと感じています。


デンデン太鼓の原理で体の中心からひねり戻しを
行うのはいいのですが、支点がデンデン太鼓と同じ
肩だと大ぶりになって打点が後ろになってしまいます。


デンデン太鼓の原理に、「肩⇒肘⇒手首」という
運動連鎖も必要なので、ラケットを振り出す際は
支点を肩から肘に変えてスイングしてください。


その結果、
ラケットヘッドが遅れて出てくるという
認識の方がピンとくると思います。


そういう意味では「ペンギンポーズ」は最初から肘を
少し曲げていますので、肩から肘への連動がスムーズです。


なので
Aさんの今のやり方でいいと思いますよ。


今回お伝えしたことを踏まえた上で
取り組んでくださいね^^


では!


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


私はよくストロークの捻り戻しを
「デンデン太鼓」で説明します。


デンデン太鼓は中心を動かすことによって
あとから周りが動くからです。


ストロークも軸を回転させることによって
あとから腕やラケットが動きます。


この感覚をつかめたら、
運動連鎖を利用した打ち方が実現できます。


ただ、
デンデン太鼓ではピンとこない方も
いらっしゃるでしょう。


そこでもうひとつ体の中心から動かす
例えをお伝えします。


それは、
「フライパンさばき」です。


よくテレビなどで料理人がチャーハンを
フライパンの上でヒョイひらりとひっくり返す
シーンを見かけますよね。


実際に料理をされる方でしたらわかると思いますが、
あのテクニックって手で行わないですよね。


私もたまに料理をするので色んな具材を
フライパンの上でひっくり返していますが
まさに体の中心から動かしています。


デンデン太鼓のような回転動作ではありませんが
理屈は同じです。


フライパンさばきは
体の中心をちょっと前にしたあとに
すぐ後ろに動かすイメージです。


その反動でフライパンの中の具材は
宙を舞ってひっくり返るのです。


この動作も体の中心から行われる
立派な運動連鎖です。


イマイチ体の中心から運動連鎖をスタートさせる
感覚がわからないなら、こんな感じで日常動作から
体感してみましょう!


普段の生活の中には他にも色んな運動連鎖が
隠れていますよ^^


では!


スリー