ハブは海で千年、山で千年、人里で千年修行をすると竜になるといいます
カナーは一所懸命に天にのぼろうとしているハブに
「ハブさん、ちばれ(がんばれ)!」と声をかけます
が、ハブは修行中、一度でもひとにみられると竜になれません
(以下略)
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錦織先生、あと糸谷先生、おめでとうございます。
(例によって最後の敵は強大ですけど…)もうひと頑張りですね!
今回の三番勝負についてはT橋さんが詳しい感想を書かはるみたいですし(※英語で)、
そのサイトを紹介するに留めておきましょう。。
…でもまあ折角なので定跡近辺についてだけ一言。
【糸谷-羽生 竜王戦挑決・最終局】

……… 14角
この局面に至るまでのやり取りはあまりに異様すぎてちょっと一言では表現しかねますが、まあ定跡です。
かつて一旦は滅びたはずのこの飛車ブツケ定跡。
しかし(主に村田アッキー先生に)病めるときも健やかなるときも真心を尽くして指されまくった結果…
見事甦って今日も元気に先手を苛々させています。

36角 25銀 47角 36歩 16歩 37歩成
同銀 26銀
そして後手のハブさんがまた、マジカルでリリカルな銀捨てを発見してしまいました。。
普通に応じると、よくわからない原理で細長い攻めが延々と続いてきっと先手が負けてるのでしょう(笑)

14角 同歩 33歩
そこで、引き返せなくなる前に決死の覚悟で33歩を入れにいったのが糸谷先生一流の勝負勘。
(この瞬間36歩が打てなくなるため25角が生じます)
しかし…実戦は33同桂!
結果的にこの二手の応酬が大きな差を生みました。

遥かな未来までやって来てしまいましたが、実戦は以下 36歩 61銀 42王 63馬 31王 36馬 19飛成 23歩と進みます。
63馬が詰めろで入るので歩も先手で払えますし、
飛車が逸れた途端23歩と据える感触も最高です。
…なんかこの底歩がいい仕事してるんですよね(笑)
どうしてこうなったのか全くわけがわかりません。
やっぱりこれも先手の逆転勝ちなんでしょうかね?
(流石に第一局の方は大逆転だったと思いますけど)
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末は博士か竜王か…
まあ、少なくとも遠からず前者(Philosophiae Doctor)にはなるでしょう。

横歩取りの研究は、将棋の強い人達に任せてしまうに限りますね。。
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