ハッシー先生が将棋星人H氏と戦闘中で不在のため、
代わりにスタッフの方が相手をしてくれた。
…実は彼、旧T京帝國大学の学生だったとのこと。

…64歩 77桂 63銀
64歩~63銀はお客へのちょっとしたサービスで、
定跡では74歩~73桂と対抗するところ。
この手を咎めるためには、もちろん…

85飛 同飛 同桂 82飛 86歩 84歩
45桂 88角成 同銀 85歩
…もちろん飛車をぶつけていく。
後手玉の脇腹が空いているのが大きなポイントで、
85飛に77角成なら 86飛 同馬 82飛と応じて何の不安もない。。
飛車交換後の86歩は、桂馬が惜しいわけではなく単に後手飛車をホールドしておくためのもの。
本譜の85歩で私は62角などの受けを警戒していたが、
そうはならなかった。
(きっとお店のイメージも考慮してのことだろう)

71角 52飛 82飛 72角 53桂成 同飛
同角成 同王 71飛 61金 81飛成 同角
61飛成 72角 45桂 54王 21龍
81飛成には 71金 同龍 45桂と先着されるのが一番怖かった。
上図まで進めば、金の質駒を用意しつつ次に46桂で網を絞れるので先手が指せていそうだ。
(実戦は以下 31桂 46桂 65王 66歩 74王 85歩 83王 53桂成から何とか勝ちきった)
~~~~~~~~~~~~
さて、このように優秀な青野流ではあるが…
いざA級棋士を相手に採用してみると、
丸山元名人ほどの使い手であっても容赦なくフルボッコにされてしまうのが修羅の国における現実だ。
その中でも特に再現性が高く脅威といえるのは、
竜王戦1組の丸山-屋敷戦だと思われる。。

…77同角成 同桂 55角
26歩すら利かさない、最速の仕掛け。
(その真意は棋譜を並べれば最終手で明らかになる)
…実はこれも先手にとってはかなりの難問なのだ。

22歩 33桂 21歩成 42銀 23歩 同金
84飛 45桂
ここまでの手順で先手から工夫できる箇所はなく、
それで後手勝ちになるのなら青野流の未来は暗い。
最終手の45桂が強烈である。
(代えて82歩や83歩なら考えたことがあるのだが…)

81飛成 77角成 同金 同飛成 68角 66桂
玉頭へのダメージを軽減するために78歩ではなく68角と受けてはみたものの、
それでも同様に66桂と打たれると結局48玉とかわすよりなさそうだ。
そうして、この将棋では最後に26角の一発で先手玉が寄ってしまうのだが…
一体どこでどう回避すべきか私にはよく判らない。
…メーデー、メーデー!
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T井くんとの初対局は、先手四間飛車対居飛穴に。
(もちろん阿部本の内容などとうに忘れてしまったが)

…55歩 42金寄
こちらが後手番なので本来44歩と突く必要はないが…ついつい突いてしまう。
39玉型のまま仕掛けられると厭なので、
51角~84角を急ぎ28玉を強要しておくことにした。
55歩には42金寄が部分的な受けの形で、
22銀とこの手が間に合えば先手の速攻にも何とか対応できそうな感じ。

54歩 同銀 55歩 43銀 57銀 73角
56銀 31金 36歩 94歩 96歩 32金寄
37桂 52飛 26歩 51飛
…しかしこちらから打開できそうな気配はない。
27銀ならその瞬間何かあるかなーと思っていたが、
そうでもなさそうなので普通に27銀~38金と待たれていたら作戦負けだったのかも。。
(※一歩持ったからには単純に83飛~75歩~76歩を狙うべき? …66飛の受けには常に54歩がある)

58飛 84角 86歩 73桂 85歩 同桂
角頭を攻めて貰って手順に桂馬が捌けたようだが、
よく見たらここで88飛の強手があって大変だった。
(以下 81飛 85飛 39角成 同金 85飛の直後に86歩が利くのをうっかりしていた)
ただ実戦は大人しく59角と引いてこられたので…
66角から駒得を重ね、端攻めを余して勝利。
ゲキゲンとは言うものの、四間飛車破りは難しい。。
p.s.('14-05-07)
裏技3000さんが紹介して下さっているように…
45桂に対しては81飛成に代えて68銀と受けておき、次に24歩~22ト~23歩成を狙うのが有力。
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