渡辺が王将に続いて棋王も獲っちゃいそうな勢いである。
これにより竜王戦に被る対局が激減し、
渡辺から竜王を奪取することが更に困難になりそうだ。。
王将戦第四局は苦手分野でワケのわからない戦いだったが、
棋王戦第三局の33同金寄~42銀は私にも予想できた。
(序盤に限って言えば竜王の指し手は実にシンプルである)
二局とも一旦おかしくなった(?)局面を、
見事に攻めで誤魔化してしまったように見えなくもない。。
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渡辺将棋は谷川将棋に似ていると評されることも多いが、
個人的には(風貌やヘアースタイルなどからも)故・大山十五世を深くリスペクトしているとしか思えない。
要は「大山の受け」を攻めで実現しているような感じで…
細いながらも果てしなく攻撃を続けられる能力を活かしつつ、
いつか必ず現れるであろう「敵のワンミス」を待っている。
(そういえば両者ともこっそり王様を固めるのが大好きだ)
異常なまでの合理性と決断力によって自らの時間消費を抑え、
それが同時に高度な時間攻めにもなっている。
だから王将戦第三局やA級順位戦最終局のように、
(常識が揺らぐレベルの)完璧な絵を描かれない限り…容易には負けない。
ただ大山十五世が中原十六世の急戦にだけ負けているのと、
渡辺二冠が藤井先生のシステムに妙にやられている辺りは、
私には少しだけダブって見える。。
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