四手目32飛に対して角交換からの決戦を躊躇うと、
二手目32飛よりも振り飛車側の条件が良くなるらしい。
(78玉と寄る前に88角成とされて同銀を強要されてしまう)
先手居飛車にとっては正に早期癌のような存在であり、
最大の敬意と敵意を払っ(て図面記号もガンマにし)た。
巷では角交換の変化に誰も飛び込んでいかないそうだが、
短気な私は孤独にジハード的な何か？を続けている。。
…嬉しいことに、今回はほんの少しながら進展があった。
26歩 34歩 76歩 32飛 22角成 同飛
65角 74角 同角 同歩 55角 33角
91角成 99角成 81馬…(Γ)
私が現在最有力と見ているのはＭ渕流の55角である。
(Ｍ渕さんは自ら発見した手に苦しめられてくださいね！)
ただ55角に対する33角がショパン先生指摘の好手で…
香を取り合った形は混沌の極みとしか言いようがない。
先手の利を消されないよう頑張った結果がこれかと思うと、
何だか少しやるせない気持ちになってくる。。
89馬 78銀 88馬 63馬 97馬 74馬
77歩 同銀 87馬 78金 27香 68飛
78馬 同飛 29香成 48銀…(Γ0)
実は、ここで後手が追随して桂を取ってくれれば良くなる。
78銀を利かして自分だけ中央に馬を使えるのが大きい。
78銀に72銀も、以下 72馬 78馬 61馬で先手大優勢だ！
Ｍ渕さんとの将棋では77歩～87馬の強襲を食らったが、
87金と打たれても96角が詰めろになるので大丈夫。
(ただ27香は見落としていて正直かなりビビった…)
上図(Γ0)まで進めば、少し先手が指しやすいと思う。
72銀 82馬 89馬 68玉 98馬 78金
97馬 88銀 64馬 同馬 同歩 66角
84桂 77銀…(Γ1)
…よって、後手は72銀と当てながら63馬を防ぐしかない。
問題は桂を取り返された局面で、
当初は65桂で指せると思っていたのだが微妙だった。
平凡に78銀と上がりたくない私が編み出したのは68玉で、
次に銀ではなく金を上がろうというのが主な狙いだ。
(桂馬を打たれ…打たせたら、任務を果たした王様は帰る)
馬を脱出されても先手陣は堅い？ので悪くはなさそう。
66角には飛車をピン留めしたいという願いも込められており、
代えて82角では62飛と廻られるのが少し気になる。
72銀 82馬 89馬 68玉 84桂 78銀
88馬 93馬 76桂 59玉…(Γ2)
内心「私って天才なんじゃなかろうか」と思いつつ、
ボナちゃん先生にお伺いを立てたら…84桂を指摘された。
(すぐ桂を打たれると78金では少し危ないのだろうか？)
まあ68玉は見るからに変だし、駄目で元々ではあるが。
84桂と76桂を指させたことが得かどうかは謎(たぶん損)で、
78銀に代えて78金や77香や93馬も考えてみる必要がある。。
72銀 82馬 89馬 68玉 64桂 75歩
同歩 93馬 76歩 66馬…(Γ3)
じゃあなんで64桂ではないのかと思って調べてみると、
75歩～93馬という摩可不思議な手筋があった。
(たぶん後に75馬と引く余地を得たり75香を防ぐ意味だ)
桂を跳ねづらい後手は自然に76歩と突き出してくるが…
馬筋が通っているためダイレクトに66馬と引ける。
77歩成～73香には一旦95馬と出て94歩を打たせて戻り、
(香の価値が高騰しているので)銀なんて取らせてしまおう！
p.s.('13-09-07)
実は33角の合わせに対して 同角成 同桂 55角 44角 91角成と、
桂馬を跳ばせておいて(Γ)図の順に持ち込むのが急所だった。
以下は 99角成 81馬 72銀 82馬 89馬 55馬で先手良し！
後手は結局、最初の55角に82角と受けることになりそうだ。
(一応35歩～36歩の狙いはあるものの、後で歩損が響きそう)
今のところ私は 22角成 同銀 88銀でも77角でも、
先手の利は充分に活用できたかなと思っている。。
※評価【良し】【微妙】
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