門倉流四間穴熊 #2 | Thousand Days

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さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…

※前回の記事『門倉流四間穴熊』

$天地の一片

76歩 34歩 68飛 84歩 48王 62銀
38王 42玉 28王 32玉 18香 85歩
19王 86歩 同歩 同飛 28銀 82飛
22角成 同銀 88飛 87歩…(C)


いかにも遠い先手の穴熊に対する、いかにも重い芋攻め…
あの無理攻めを生業としているi出くんですら、
この局面で87歩~88角とは踏み込まなかったほどだ。
(もちろん付録の冊子でも全く掘り下げられていない)

しかし…飛車を下段に引けているのが大きいのか、
先手を良くするのも意外と簡単ではない気がする。
きっと強い人達なら簡単に勝てるのだろうけれども。。

$天地の一片

98飛 88角 78金 79角成 同金 88銀
78金 89銀不成 66角 98銀成 同香 89飛
…(Cx)


一歩しかないので83歩~84歩の連打は利かず、
77角と合わせて桂を捌いても特に得することもなく…
そして何といっても55角~77角打の筋がないのは大きい。

78金と上がるのは86飛型に対しては有効だったが、
今回は一方的に飛車を取られてしまうため不味そうだ。

$天地の一片

98飛 88角 78金 79角成 同金 88銀
69金 99銀成 38飛 89成銀…(C0)


…よって恐らく本譜が最も自然な進行ではないだろうか。
(後手の攻め駒どもを置き去りにしたった感があるし)
ただ、後手陣にも隙はないのでここから先が難しい。

56角には54香、65角には85飛、66角にも85飛
36歩には88歩成か33銀か…あるいは71金だろうか…?


p.s.
最新の将棋世界を読んでいて一番驚いたのは、
竜王戦第二局の組み上がりが先手不満という評価だ。
(第四局の15銀が微妙だったことに関しては納得できる)

…もはや私の形勢判断は全部逆だと考えたほうが早いね!


※評価【良し】【微妙】