そういえばあの頃は -2ページ目

本との上手な付き合い方。

おもしろい本にせよ、
つまらない本にせよ、

読み始めてしばらく経つと、
読み始めた理由が分からなく
なって、はたと立ち止まる。

同じ時間を費やすなら有意義に、
そう思い直して、後々役に立つ
読み方について考え始める。

まず、質問を想定してみる。

「結局何について書いてあるのか?」

たぶん、誰かに
「この本がおもしろかった」
と聞かされれば、まずは
「結局どうなの?」
と問いたくなる。

果たしてその問いに答えられるか?

さらに、

「この内容から答えを導くこと
のできる質問にはどのような
ものが考えられるか?」

つまり、内容から逆算して
答えを用意できる質問を想定
してみる。

「○○とは?」に対して、
この本ではこう述べられている。
といった具合にまとめてみる。

たぶん、少しは有意義な過ごし方
にはなるだろうが、果たして、
そもそも何で読み始めたのかは
結局分からないままだったりする。

せめて雑学くらいにはしたいものだ。

「○○さぁ、うまいラーメン知ってる?」

すげー口説き文句だな。

「世の中の酸いも甘いも味わってきた俺は、ほんもののラーメンを知ってる男だぜ!」

そりゃひくだろ。

傑作って言葉が似合わない監督

「ジム・ジャームッシュ監督最高傑作」

そういう打ち出しする人なんだっけ?ジム・ジャームッシュって。
どうもイメージが「ザ・ロイヤル・テネンバウム」と被るんだけどなんでだろ。

世間は気まぐれ

保釈されたホリエモンが激やせしてて、すっきりいい男になってたらおもしろいのになー。

『Mr.&Mrs.スミス』

「そんな映画は作ってない」と言われればそれまでだけど、もう一度見たいとは到底思えない映画だな。

銃弾が飛び交い、車が派手にクラッシュし、軽いジョークが盛り込まれ、あくまで現代の夫婦が直面する問題に焦点を当てましたといいたげな構成をとる。どれをとっても中途半端なんだけど、金のかかり具合がさすがハリウッド。何というかそれ以上でもそれ以下でもないといった感じ。

もったいねーなー。

メイキングがおもしろい。

たぶん、プロデューサーの立ち位置で現場に参加して、メイキングと称して好き勝手カメラを回すのが一番楽しめるなぁ。

そうなるともはや仕事とは言えないか。

でも、瞬間瞬間で移ろいゆく表情は、そのときにしか得られないものだし、ふとした拍子に見せる笑顔や仕草がものすごくぐっときたり、ものすごくかわいかったりして、それこそ人を魅了する素材なんじゃないかと思う。

いろんなジャンルのメイキングを集めたチャンネル「メイキングTV」とかやりたい。

PVとかだと一部には名前が知れても、ディレクターが前に出ることはその性質上ないわけだし、取り上げる媒体は必要なんじゃないだろか。雑誌の『広告批評』的なことを映像でやるとか。出役さえ省いてしまえばいけるんじゃなかろうかなー。

言葉は力だ。

2週続けて撮影に参加。

先々週末はカメラマン、先週末はは助監督…こんなことあっていいんだろうか、とちょっと考える。
案の定、中途半端な理解で話は進み、慌てたおかげで原チャリで青キップを切られ(2段階右折なんてすっかり忘れてた)、レンタカーを電柱に擦り、撮影に2日とも遅刻し、2日とも押しまくり、衣装は足りない、小道具は足りないで、この上なくダメ助監ぶりを発揮してしまいました。

結論。

慌てて得することは何もない。
そして、
寝ないと頭は回らない。
さらに、
悪い予感はよく当たる。

やっぱり、よくないことが起きるかもと思ったとしても、決して口にしちゃいけないな。口にした途端何かのスイッチがオンになるに違いない。

言葉の持つ力は計りしれん。

政治家のセンス

「一人の政治家が亡くなるということは、大変なことだよ。体が震えるほど悔しいよ」永岡議員の自殺から一夜明けた8月3日の後藤田議員のコメントだが、「人一人が自殺するということは、大変なことだよ」と言えないあたり、センスのなさを感じてしまう。
一方、小泉首相はある答弁の中で、「大した改革じゃないというんだったら賛成してくれればいいんです。大した改革だからこそ、これだけ大きな抵抗がある」と言い放った。言葉じりの捉え方はやはり見事なもの。
それにしても、現場の国会議員が「どうせ参院通るんでしょ」と他人事のように力なく呟くのはどうなのでしょうか。
レポーターの誘導的な質問に対して、「国民のみなさんの方に吹くべきです」と切り返した議員がいるのがまだ救いか。

結局、郵政は民営化し、郵便貯金は外資にかっさわれていく。小沢一郎が代表になろうが、2大政党制が実現しようが、金持ちが道楽で議員を務めている限り、変革など起こるべくもない。

第一印象こそ命

意識的に使い分けようと考えるとなかなか難しい言葉。

(1)批評(←物事の善悪・美醜・是非などについて評価し論ずること)

(2)批判(←人物・行為・判断・学説・作品などの価値・能力・正当性・妥当性などを評価すること)

雑誌『広告批評』がもし『広告批判』だったら、なんだか敵対的な感じがするし、『広告非難』だったら間違いなく取材拒否は増えるだろうな。

過剰な異常は平常で正常

部活の出欠の連絡を前日にメールでやりとりする時代かぁ。

それももはや過剰じゃないんだろうなー。

「ならぬものはならぬ」じゃないけど、今おかしいと声を上げなければ、おかしいと言われていたことすら忘れられてしまう。

こんな時間にスーパーへ半額になったあんかけ茄子挟み天を買いに行ってることもまたおかしな、異常なことであるが。