メンタル不調と転職のお話の続きです。
ここでは③新しい環境になじむためのマインドセットについて書きます。

メンタル不調を抱えながら転職活動をする場合、転職自体のハードルはもちろん低くはない(収入を上げようと思えばなおさら)でしょう。
しかし、皆さんが最も不安に感じるのは「転職できたとしても、新しいところでやっていけるのか」ということかもしれません。

なぜ、人は新しい環境で不安を感じるのでしょうか。

それは、新しい環境ではコンフォートゾーンが無いか、あっても限りなく狭いからと考えられます。

前職の環境が心休まる場所だった人にとっては、新しい環境は敷居が高く感じるかもしれません。

一方で、前職の環境がコンフォートゾーンでなかった人にとっては、これからコンフォートゾーンを作るチャンスです。
(慣れている環境をコンフォートゾーンにするより、新しい環境でうまくやっていく方がハードルは低いのではないかと思います)

また、新しい環境は自らが望んで努力して手に入れたものである、という意識も重要です。
自分の選択は間違っていなかった、という自己肯定感は、ゆくゆくはポジティブな気持ちや自信につながっていきます。

いつだって、自分の選択は常に正解なのです。

これだけでも気分的にだいぶ楽になるのではないかと思います。

コンフォートゾーンを作って広げるために、相談相手を作ると良いでしょう。
メンタル不調を抱えていると、健康な人より不安感が強かったり、落ち込みが大きかったりすると思います。
職場に相談できる人がいれば、いくぶんか軽減できると思いますのでお勧めします。
なお相談相手は、可能であれば複数いた方がいいです。

人見知りで悩んでいる人は、職場の人間関係はビジネスと割り切りましょう。
(四六時中一緒にいるわけではありません)
そのうえで、相談したいことは相談するなど、うまく利用しましょう。

新しい環境への対処法として「ストレス発散」がよく挙げられますが、メンタル不調を抱えているとそれは難しいのが現実でしょう。
なので、発生するストレスをなるべく軽くする仕組みづくりに注力した方が良いと思います。

今日はここまでです。また次回にお会いしましょう。