2025年の中秋の名月は今日10月6日だそうです。
この日は旧暦の8月15日にあたる夜に見える月で
「一年でもっとも美しい月」と言われています。
しかも明日10月7日は満月とのこと。
ひときわ大きく輝くお月様が見られるかもしれないと思うと
天気予報が気になって仕方ありません。
ふと子供が小さかった頃のお月見のことを思い出しました。
当時は決して季節の行事に詳しかったわけではないけれど
そうした「風情」を一緒に感じたくて
お団子を一緒に作って飾ったり
ススキを探しに行ったりしたものです。
お月見だけでなく子供の日のこいのぼり
お彼岸のおはぎ、ハロウィンの飾りつけや、
クリスマスのイルミネーション・・・。
今思えばあの頃は家の中も季節の行事で彩らせることを意識していて
私自身もそれを楽しんでいたように思います。
けれどここ数年そんな行事ごとを
だんだんと省略して過ごすようになってしまいました。
理由はさまざまあると思います。
子供の成長とともにイベントを一緒に楽しむ機会が減ったこと。
仕事や日常の忙しさに追われて自分に余裕がなくなっていたこと。
そしてきっとどこかで「もうやらなくてもいいか」と
思ってしまっていた自分もいたのかもしれません。
でも今日は何の日だっけ、と思いを馳せてこうやって考える時間を
作った今、もう一度季節を感じる暮らしを取り戻しても
いいのかもしれないと思いました。
大げさなことでなくても例えば部屋の片隅に
小さな飾りを置くだけでもいい。
暮らしを楽しむ気持ちはこれまでにあまり感じてこなかった
感覚です。季節を感じる「ひと手間」がそういった楽しみに
なるのかもしれないなと、
昔を懐かしむ気持ちも増してきている中で
今を楽しむことも考えていきたいなと感じました。