子供の頃周りのお友達が熱中していた『ベルサイユのばら』。
その頃私はあまりマンガやアニメに触れることがなく
ただその話題をよく耳にしていたことだけ覚えています。
みんなは盛り上がっていたけど私はその輪に入れませんでした。
そして時は流れて令和の今、
『ベルサイユのばら』が映画として上映されることを最近知りました。
1月下旬から公開されていたそうですね。
もしかしたらその情報をもっと早くに知っていたら
先に映画館に足を運んでいたかもしれませんが
YouTubeで過去のアニメを期間限定で配信していることを知り
先ずはオリジナルを味わってみたいという思いの方が強かったので
毎週金曜日に5話ずつ更新されるのを楽しみに観ています。
現在は全40話中、26話から30話まで配信が進んでいて
少しずつ終わりが見えてきてしまったことに寂しさも感じています。
最初はカタカナや歴史が苦手という先入観から
なかなか物語に入り込むことができなかったのですが、
今の時代の良さである「わからないことはググる」という手段を活用し
足りない知識を補いながら登場人物たちの心情や物語のテーマに
少しずつ引き込まれています。
特に、愛と哀しみが絡み合った深い物語に
気づけば没入している自分に驚きます。
最初は単なる懐かしさや空白を埋める気持ちから始めたことが
こんなにも心に響く体験になるとは思いませんでした。
アニメの挿入歌も自然に口ずさめるようになりましたし(笑)
まるで当時の自分がその世界に入っていったかのような
感覚を味わっています。
マンガが世に出てから約50年、アニメ化されてから45年が経ちますが
今でもその魅力が色あせることなく、むしろ時を超えて新たな感動を
与えてくれることに感謝の気持ちが湧いてきます。
YouTubeの配信が終わったら、ぜひ映画の『ベルサイユのばら』も
観に行きたいと思っています。
こうして昔触れることができなかった作品を今、再び追体験できるのも
現代の技術のおかげ。
昔の作品がいまだに多くの人々に愛される理由が
ベルサイユのばらを通じて少しずつわかった気がしました。