私たちは毎日意識的にも無意識的にも

意思決定の連続をしています。

自分自身の意思決定(選択)の結果が”今”の私

ですが、その意思決定にはいろいろなバイアス

(思い込み)が影響していて、

ややもすると客観性に欠けていたり

過去の経験にとらわれていたり

その時に芽生えた感情に左右されてしまっていたり

自分をより良い方向に進めるようにするための

意思決定ばかりではなく、

時にはよくない方向に進んでしまった意思決定も

あったなと振り返ります。

私のバイアス(思い込み)ってなんだろうと

考えてみたくなりこの本を読んでみようと思いました。

考えだすときりがないかも、と思ったりもしましたが

タイトルに『99%』とあるのだから、

きりがなくて当然、

ほとんどがバイアスということなのですね。

 

『一度でも信じたもの(自分の思い込みにあたること)を

もう一度疑うのは、自分で作ったものを自分で

壊すような作業だ』

と冒頭に書かれていて、読み進めていく中で

一人ひとりが受け入れられる/受け入れられない

葛藤があるかも、と作者は前置きをされていました。

それこそが自分のバイアスを知るということなのだなと

思います。

何よりも、まず、自分のバイアスに気づくことが

最初のステップであり、

それをどう克服するかを考えることの重要性が

書かれていました。

バイアスが起こりう負たくさんの事象が書かれて

いましたが私はそれを読みながら

「確かにそうかも」

と思えることが多かったです。

偏っている側の自分に納得したということです。

色々な受け止め方や考え方があるのだと

想像幅が広がる感じがしました。

いかに複数の視点から情報を収集していくか、

自分の感情や先入観を排除して客観的に情報を

評価することができるか

更には自分の意見の反対側の意見も考えることで

自分の意思決定の裏付けを確認することができるか

このあたりを意識していくことが

大切なのではないかと感じました。

フラットに、柔軟に、客観的に、スピーディーに。

これらができるようになることが

バイアスに翻弄されない自分になれること

のようです。

その結果として自分自身が楽に生きられ、

人間関係もよくなっていくような気がします。

そして長期的に持続可能な幸せ、明るい未来が

想像できそうな気もしています。

周囲のためではなく、自分のために生きていく

強さが身につく気がします。

 

自分自身のバイアスに自覚的になり、

他の人たちにもバイアスがあることを知っておく。

どちらか、ではなく、どちらも理解をしておくことが

自分も、周りも大切にすることにつながるようです。

それぞれを尊重できるようになれば

私は私らしく

あなたはあなたらしく

周りの目を気にしすぎずとらわれすぎず

これができるようになると人としての器も

大きくなれるのではないかという気がしています。

余裕がうまれる、というようなイメージが湧きました。

 

バイアスにとらわれないようになるぞと

また新しいバイアスが生まれてしまうのではないかと

終わりのない旅に出るような感覚もありますが

少なくとも自分の思い込みに対する無意識さから

少しでも疑ってみるという発想ができるように

なることで変化が出てくるかもしれません。

まずは自覚すること、認めること、

そこから始めてみたいと思います。

 

2ちゃんねるやニコニコ動画を開設した

ひろゆきさんの本でした。