今の家に住むようになって十数年が

経ちます。

気持ちよく暮らせるように

床や棚の掃除はできるだけ

やるようにしていますが

を掃除することはあまり意識して

いなくて、

まぁ、何かをこぼすわけでもないし

当初のきれいな白色から変わって

きているのは月日の経過のせいだから

とあまり気にしておらず、

しっかり掃除をする

ということをしていませんでした。

ただ、ところどころ

例えば電気のスイッチやコンセントなど

家族が毎日のように使うところは

周りが手が当たる分うっすら汚れて

いるかな、とか、

家を建てたときの内装屋さんが

壁紙を貼ってくれた時の

当時は透明でわからなかった

のり類が月日とともに茶色く

浮いているように見える場所があるなど、

「ちょっと」

気になるところがあったのは事実です。

でもそれは、床掃除のように

何としてでもきれいにしたい

と思う場所ではなくて

私にとっては些細なことだと

思っていたので

気づいていたけれどまぁいっか、と

そのままにしていたという状態でした。

 

それがなぜか三連休最終日の、

のんびりリビングで座って部屋を

見回した今朝になって

その何か所かが気になりだしてしまい、

試しに拭いてみたらどうなるんだろう?

と、おもむろに雑巾で拭いてみたくなり、

やってみることにしました。

 

すると、思った以上に壁は白さを戻し、

その分雑巾には薄ら汚れが移っていて

あら!意外と落ちるのね!

という発見とうれしさで勢いがつき、

今まで気になっていた箇所を

全部拭いてみました。

 

一通り終えてみて再度リビングで座って

部屋を見回した時、

再度いつも気になりながら降りていた

階段を下りてみた時、

全然気分が違っている自分にびっくり。

ずっと目線がいっていた

あの場所 にはもうその汚れはなくて

他と同じ白い色になっているので

視野で引っかかるところが

なくなっていたのでした。

些細な事、大したことじゃない、と

思っていたけれど、

毎日目にしながら

実は結構気になっていたことに気づいたのです。

 

毎日見聞きすることの中で

些細だな、と思ったとしても

それが長い間気になってしまうのであれば

そこに手を付けてみることって

意外と大切なことなのかもしれません。

今回掃除を終えるまで

自分の気持ちの変化は予想していなかったので

新しい発見だなと思いました。