4月から子供が社会人になります。

卒業式の日は玄関で見送った後

親の役割として大きな一区切りが

ついたと心から思えた安堵と、

ここまで健康に元気に育ったことへの

感謝の気持ちと

とにかくほっとして、うれしくて、

なんだか感慨深くなってしまって

胸にこみ上げるものがありました。

コロナで思い描いていた

学生時代とは全然違うものに

なったと思うのですが

予測しない人生を

どう生きていけばいいのか

どう生きていきたいか

若い年代のうちに真剣に

向き合う経験ができたことが

これからの人生のどこかで

生きてくれたらいいなと

真に願っています。

 

社会人スタートにあたり

そんな子供にどんな言葉を

贈ろうか、

どんなことを伝えたいか、

自分なりに考えている中で

読んでみたいと思った本です。

岩瀬大輔さん著者。

まさに社会人1年生が

心得みたいなものを

学びたいと思ったときに

参考になる本でも

ありましたが、

新入社員を迎える

熟年層である私たちが

読むことも

とても意義があったと感じます。

自分が若かった時に

どうしていたかな、とか、

自分の社会人経験の中で

大切と感じていることを

本を通じて再確認できたり、

サラリーマン生活の終盤に

入った今からでも

新たに意識したいなと思う

ことが書いてありました。

 

これからは新聞、本、

たくさんの活字に触れてほしいと

思っているのですが

親からあれこれ言うことを

好む年代ではもはやないので

本を通じて親の気持ちが伝われば

いいなぁとは思いつつも

子供にこの本を読むことを

強く勧めるのはちょっと違いますよね。

家に置いておいて

本人が気になったときに

この本に限らず、

何か自分理解を深めていくための

本などに出会ってもらえたら

うれしいです。

 

今の時代は終身雇用ではなくなり

新卒として入社する会社から

サラリーマン人生を終える時まで

どんな年月になるか

だれも予測できない時代になっています。

そんな時代だからこそ、

いい意味でその時の組織、環境に

縛られず

自分軸をもって、たくましく、

健康で幸せになってほしいという願いが

学生時代よりさらに強く願う気持ちに

なっています。

 

おめでとう、ありがとう。