こちらの本も前回の本と同様、

”ありたい自分”

を考えるにあたって出会った本です。

メンタルトレーナー佐藤一道さんが

書かれた本になります。

 

この本は実際に読みながら

自分はどうだろう?と

考える場面がたくさんあり、

また実際に「紙と鉛筆を用意して

やってみてください」

というワークの部分もあったりして

私にとっては

非常に内省が進んだ本でした。

今までどんな感情のクセが

あったのか、

アタマのなかでどういうことが

起きていたのか、

というときの例え方も

分かりやすく、自分に置き換え

やすかったことも

あったと思います。

 

タイトルにある「人生脚本」という

言葉を見て

壮大すぎるような、

ドラマチックな話で違和感が

あるかもしれないと

始めに思っていたのですが

そんなことはなく、

私自身のこれまでの経験、出来事を

当時の自分がどう感じたのか

どう受け止めていたのか

を素直な気持ちで

目の前に並べてみたり

それを改めて今の私が

見つめてみたとき、

私の経験の積み重ねで

出来上がった

【私がモノを見るときのメガネ】

にどんなフィルターが

かかっているのか

をゆっくり考えられたような

気がしています。

そして、

【起きた出来事】と

【その出来事の受け止め方】

は一連ではなく、

メガネによって変わるということ。

その【起きた出来事】は

そのことを良しとも悪とも

判断せず、

等身大の出来事として

見てみてくださいと

ありました。

ここまでは似たような説明を

受けたことがあったなと

うっすら感じながら読んでいましたが

新しい理解になったことは

次のことです。

【もし、過去の出来事によって

今の私の考えや行動が阻まれている

一歩進めないことがあったとしたら

その出来事は”終わったこと”では

あるけれど

心の中では”完了”できていない

からなのです】

状況、環境、他人のせいにしない

人生を送るには

いろんな過去の出来事を”完了”

させなければ、ということでした。

 

”完了”するとは

・あるがままのこと

・それはそれ、ということ

・そのままでいいという許可をすること

・それでいいんだという許可をすること

と書かれていました。

自分にとっての過去のとらわれが

言ってみれば成仏できていない

という感じなのかなと解釈しました。

確かに・・・成仏できていない感情、

沢山あります。

 

それって・・・難しそうですし

練習が必要だと思いましたが、

ひとつの方法として

「~だから××ができない」

ではなく

「~だけど、〇〇をする」

「~である。そして〇〇をする」

そんな思考の変換をしていけば

よいようです。

自分の行動を阻むものには

過去の経験から

「また失敗しそう」

「よく思われないのではないか」

などの発想が紐で結ばれている

ようなことが多くあるように思います。

 

周りの反応や過去の価値観から

ブレてしまうことからサヨウナラをし、

【自分が源泉】であることを

忘れないようにすることで

”今”の自分をまるっと受け止める

ことが新しい行動の一歩に

なるんだということを

この本から教わりました。

 

自分とはナニモノなの?を

じっくり向き合って

いろんなことがあるけど

私は私、ということ。

 

自分を大切にして好きに

なっていくのは

私いとってはまだまだ

トレーニングが必要です。