不満がつのってしまうと

愚痴りたくなってしまうし、

気の置ける人たちだけだと

余計に悪口に近いことを

言ってしまう自分がまだいます。

では、その愚痴を思いきり

存分に言える機会があれば

それを吐き出せてすっきり、

爽快気分になれるのかといえば

実はそうでもなく、

一時的なガス抜きができた

という効果はあったかもしれませんが

そのあとのモヤモヤ感だったり

振り返っての後悔だったり

結果として「言えてよかった」

とはなりません。

実体験として強烈にそれを

感じたのが8月でした。

 

 

 

自己嫌悪の塊状態だった自分が

当時読書を通じて再出発を

したわけですが、

同じ時期に知人との会話で

聴いたことも

意識を変えていきたい私には

大切なことでした。

それがタイトルに書いた

「脳は主語を認識しない」です。

 

人に向けて発する自分の言葉は

私自身は「xxさんが」「△△さんて」

と他人を指すネガティブな言葉でも

脳はその主語を認識しないので

全部そっくり自分に跳ね返ってくる

言葉になってしまうのだそうです。

愚痴れば愚痴るほど、

悪口を言えば言うほど

私が私自身をずっと非難しつづけて

いる状態にしてしまっていると

きいて、ぞっとしました。

だから、どうりで

これまでの自分がネガティブな気持ちを

そのまんま言葉にしても

一向に気分がすっきりせず

むしろモヤモヤが残ってしまって

いたのだなと思いました。

 

逆に考えれば

プラスの言葉を発すれば

それが人に対することだったとしても

自分に跳ね返ると思えば

私自身にポジティブシャワーを

あげられることになるというお話でした。

ぞっとした後に救われるお話が

きけて安心したことを記憶しています。

 

それ以降、自分のために、嫌だなと思う

感情は一旦受け止めつつ、

それをプラス言葉になるべく変換して

発することができるようになると

少しずつ変化を感じられるように

なるかもしれないと思って

意識しています。

 

ただ、ココロの狭い私はなかなか

難しい場面もまだまだあります。

何事も、何歳になっても

訓練、練習、修行 ですね・・・。