夏期休暇が明け、会社では日常が
戻りつつあります。
そんな中で、同僚がご夫婦で
四国へ旅行したと、そのお土産話を
聞きました。
自由旅行だったとのことですが、
行ったところが私の両親の実家の近くの
地域だったことを知り、
私自身ものすごくそのお土産話に
テンションが上がってしまいました。
私の子供のころの夏休みは
毎年恒例で四国に行っていたので
懐かしい思い出がそこにたくさん
あり、一気に当時のことが脳裏に
よみがえってきたからです。
祖父母は40年以上も前に他界していますし
その近所に何件か親戚の家もありましたが
よく遊んでもらったいとこたちは
独立して様々な土地に離れてしまったし
すっかり行く機会をなくしてしまっていて
更には記憶からも遠ざかってしまって
いたのでした。
帰宅後無性に田舎のことが気になり、
子供の時の記憶をたどりながら
地図を見てみることに。
自宅から田舎まで帰省していた道のり、
ローカル電車の一つ一つの駅の名前、
祖父母の家の場所、親戚の家の場所、
よく連れて行ってもらったお店、
行き来するのに通った道、
地元の小学生に混ぜてもらって
毎朝ラジオ体操をしていた公園、
カメがたくさんいる池のあるお寺、
などなど。
当時行ったところはどんな位置関係に
あったのかな・・・・
小さな私は目に入った景色を
断片的にしか覚えていなくて
例えばターミナル駅から最寄り駅まで
何駅分ローカル電車に乗っていたのか、とか
駅から家まではいつも車で迎えに
来てもらっていたけれど
実は徒歩圏内の距離だった、とか、
まっすぐ歩いて着いたと思っていた
神社への道順が思い違いだった、とか、
地図から記憶の答え合わせをしていく
感覚がとても楽しくなりました。
そして・・・
その答え合わせをした景色を
自分の目でもう一度見てみたい気持ちが
高まってきました。
ちょっと気分が上がっている自分がいたのです。
それは
楽しい思い出が四国にたくさんあった
からこそ。
こういう答え合わせの旅行は
誰かとワイワイ行くというより、
独りで味わいながら行きたいかんじです。
思い切って主人にこの話をしたら
大賛成をしてくれました!
なんと、主人もだいぶ前に
似たようなことをしたことがあったのだ
そうです。
その時は主人の田舎方面に偶然出張の
予定があったのでその時に寄ってきたとか。
大人になってからもう一度田舎に行くって
いろんな感情がわいてくるよ、と
教えてくれました。
私はどんな感情がわいてくるのでしょう。
いつ行こうか、いつ行けるかな。
カレンダーを見ながら
夢で終わらせないように考えよう!と
思いました。