「スゴロクで学ぶユーチューブ講座」の60回目です。
スゴロクで、『自分らしい仕事、自分らしい働き方』をした人を解説しています。
今回は、《「ゆふいん特急」や豪華寝台列車「ななつ星」を運行、JR九州を株式上場》編で、主人公はJR九州・元社長の唐池さんです。
『鉄客商売 JR九州大躍進の極意』『新鉄客商売 本気になって何が悪い』などを参考文献に制作しました。
6赤字に陥ったJR九州フードサービスに復帰、黒字化
・・・になります。
唐池さんは、日本国有鉄道=国鉄に入社します。
その当時、国鉄は「公共企業体」と呼ばれる準政府機関として全国1本で鉄道を運営する組織でした。
1964年、東海道新幹線の開業と同時に国鉄は赤字に転落し、その後毎年巨額の損失を計上していました。
組織の実態は、労使間の激しい対立や職場規律の乱れから、まともな鉄道経営ができる状態ではありませんでした。
1987年、国鉄は、労使間の激しい対立と巨額の赤字から分割・民営化されます。
民営化により唐池さんは、JR九州の社員となります。
JR九州・初代社長・石井さん(国鉄時代、車両開発の技術トップ)が真っ先に着手したのは、九州初の新型車両の導入でした。
国鉄時代、九州を走っている列車はすべて関東や関西を20年近くはしり続けたお古の列車ばかりです。
「グッドデザイン イズ グッドビジネス」と唱え始めます。
石井社長の指示で、「ゆふいんの森」の運行を担当します。
「ゆふいんの森」の成功から、JR九州はデザイナーの水戸岡さんと連携して各地域の観光開発につながる「デザイン&ストーリー列車」の運航を始めます。
唐池さんは、「ネーミングの神様」といわれ、JR九州のほとんどの新型列車や飲食店舗のネーミングを行います。
特急列車「ゆふいの森」から始まり、数々の「デザイン&ストーリー列車」、そして、豪華寝台列車「ななつ星」です。
豪華寝台列車「ななつ星」は、唐池さんがJR九州社長に就任した1週間後に、事業化を検討させます。
唐池さんは列車の開発以外に、韓国・釜山~博多間の高速水中翼艇「ビートル」の運行や外食事業の黒字化など業務内容の異なる大変な仕事を3年サイクル位で次々に担当しています。
様々な新規事業に取組み成功させた要因として、心身の活力となる「“気=やる気”」を非常に大切にしています。
①「気」をだす人は自分らしく働ける
②「気」に溢れた職場は元気になる
③「気」を呼び込めば目標が実現する
ビジネスの成果は「気」で決まるとしています。
今回のスゴロクでは、「気」にもとづき、「新規事業に取り組み、次つぎと成功させた働き方」を学ぶことができます。