猛暑が続き、異常な夏になっています。
なぜ、8月末になっても35度以上が続くのか、来年以降はどうなるのか、この問題を解説するテレビ番組が見たくなります。
NHKは、「猛暑問題」を「NHKスペシャル」で取り上げないのでしょうか?
そんな期待もありまして、「ビジネス成功者の仕事ゲーム」第56弾では「裏口入社的な落ちこぼれが『NHKの賞男』に成長」編を制作しました。
主人公の安間さんは、NHKの就職試験で筆記試験がなく、面接だけで採用された落ちこぼれ的な人物だったみたいです。
『私はNHKで最も幸運なプロデューサーだった』を参考文献に制作しました。
なんとなく、最近テレビ局の元気がないように思えます。
その原因は、政府批判に関する自主規制、制作費の削減、働き方改革による人の使い方などいろいろあるみたいです。
テレビが元気を失うと、自由な発言が出来なくなり、社会全体が息苦しくなるのでは・・・?
そこで、テレビ頑張れ、NHK頑張れ、民放頑張れの意味を込めて、元NHKプロデューサーの安間総介さんを取り上げました。
テレビで一番好きな番組はと聞かれると、日曜日の「HNKスペシャル」と答えます。
最近、この番組を見ていて感じるのは、「地球温暖化、異常気象、石油エネルギー・脱炭素、原子力発電、SDGs」といったテーマの作品を見かけないことです。
この種の番組を制作することに関して、なにか政治的に問題があるのでしょうか?
今年になって各地で水害を引き起こしている「線状降水帯」についても、その解説番組は制作されてないようです。
なぜ、「NHKスペシャル」で、科学的視点から「局地的集中豪雨問題」が取り上げられないのでしょうか?
今回「ビジネス成功者の仕事ゲーム」第56弾で安西さんを取り上げたのは、その科学的な報道姿勢にあります。
安間さんがNHKに入局したの1961年です。
大学時代テレビを見ることも少なかった安間さんは、入局後の仕事を通じディレクターとしての能力を磨いていきます。
1964年 アメリカ軍機で上陸寸前の台風に突入、「台風の目」を撮影します。
その後も、無重力状態を撮影した「地上の宇宙旅行」、JALの墜落を音声テープから分析した「空白の110秒」と連続的に注目の科学ドキュメントを制作します。
実績を重ね、「あの時、世界は・・2 マンハッタン秘密計画」「世界の科学者は予見する 核戦争後の地球」を制作します。
これらの作品は内外のコンテストで賞を受賞していきます。
安間さんは、縁があって、成り行きでNHKに就職し、自分らしい働きをするようになった方です。
落ちこぼれ入社で、自分に自信がなかった人が「見事に成功したという事例」はあまり多く見かけません。
自分の能力に自信のなかった人には貴重な参考事例です。
安間さんの非常にまれな働き方だけでなく、社会の求める番組を作り出す能力に注目して「ビジネス成功者の仕事ゲーム」を制作しました。
報道やドキュメントを担当するNHKの製作者の皆さん、民放の製作者の皆さん、ぜひ視聴者が、国民が期待する番組を制作してください。
ジャニーズ事務所の性被害問題で、テレビ局の姿勢が問われるといったことがないような働き方をお願いします。