3月は卒業式のシーズンです。
発達障害のある児童を支援する「放課後ディサービス」も今年度が終了します。
顔なじみの子供たちの中には、小学校を卒業して中学に進学する生徒がいます。
彼らに、小学校卒業の記念品が贈れないかと考えていました。
すると、机への引き出しの奥から面白いものがでてきました。
小さな缶バッジです。
10年ほどまえ、川崎市の環境学習にかかわっていました。
川崎市のエコスゴロクを作り学習会を実施していました。
参会賞は、スゴロクに登場するキャラターの缶バッジでした。
かっこよくないキャラクターでしたが、缶バッジは人気でした。
その記憶から、卒業の記念品を缶バッジしようと思いました。
簡単な制作キットが発売されています。
1個当たりの単価も安くなります。
缶バッジのデザインを考えていると、さらに面白いアイデアが浮かんできました。
放課後ディサービスで、缶バッジを日常的に利用する方法です。
ディサービスの活動中に、周りの友達に感謝することがあれば、その気持ちを表現した缶バッジ作り相手に送ります。
誰でも、人から褒められることはうれしいことです。
ほめて育てるという育児法もあります。
ほめられれると、自分の存在が認められるという「承認欲求」が満たされます。
企業でも、ほめるやり方で社員のモチベーションアップに取り組んでいたりします。
あのディズニーリゾート・ザ・リッツ・カールトン・日本航空など日本を代表する会社で、社員同士でお互いを称賛する取り組みをしています。
仲間をほめたたえるカードなどを交換する仕組みです。
ほめあうことは、子供たちだけでなく、中高年のフリーターの人たちにも有効かもしれません。
彼らも人から褒められることがなく、自信を失いかけています。
称賛のメッセージで、元気になってほしいと思います。
激励するツールとして、缶バッジは良さそうです。
ほめあう缶バッジで、なにか新しいことができそうです。

