去年からの「働き方改革」の推進で、今年も労働市場でもいろいろ変化がありそうです。
注目されるのが、「同一労働、同一賃金」かもしれません。
非正規社員の時給があがり、非正規員と非正社員の給与格差の縮小が期待されます
「働き方改革」であまり話題になっていませんが、ぜひ取り上げてほしいのが、「ロスジェネ世代の正社員化」制度です。
バブル崩壊後の就職戦線で負け組になった人たちが、40代をむかえています。
非正規社員で苦しい生活をしている人が多くいます。
一般的に、35歳を過ぎると、一部の業界を除き正社員の募集が少なくなります。
募集があるのは、人手不足で悩む建設・運輸・飲食・介護関係でしょうか?
この業界以外で、正社員での採用を目指すとなかなか大変です。
40歳を超えてきたロスジェネ中年は、正社員の道は非常に狭くなっています。
ロスジェネ世代を対象に、正社員としての採用の道を開くフルタイムインターンシップといった制度ができないでしょうか?
企業側は、3か月間フルタイムでロスジェネ世代を採用します。
期間中の働き方がすぐれていれば、正社員として採用します。
能力不足と評価した場合は、そこでインターンシップ終了となります。
応募する側も、インターンシップの期間中にその会社が自分に適しているかどうか判断します。
自分らしい仕事かどうかの判断は、仕事の進め方が自分の心身リズムと一致するかどうかです。
自分らしい仕事なら、頭の使い方と体の使い方が、自分の心身にリズムと一致します。
「自分の心身のリズムと会う仕事=自分らしい仕事」なら、仕事の進め方を容易に真似ることができます。
ストレスを感じず仕事の進め方を真似られるということは、呑み込みが早く、自分に合う仕事の可能性が高くなります。
仕事のやり方を簡単に真似ることができるなら、仕事に全力に取り組めます。
インターンシップ期間であっても、全力で働き、周りの評価が得られるはずです。
会社は、役に立つ人は囲い込みたいわけですから、優れた働きの方は正社員にしようとするはずです。
「インターンシップ=正社員採用のための評価期間」という前提で、実際の働き方を見て、正社員への道を開く制度を実現できないでしょうか?
ロスジェネ世代にとって、年齢でなく、実際の働き方で評価してもらえる社会になってほしい気がします。
年齢により応募条件を限定し、正社員の道を閉ざす今のやり方を見直せないのでしょうか?