いつがきても、よくわからないのが敬語です。
就活生から、敬語の使い方を聞かれると困惑します。
面接での言葉遣いに関係するので、本当に困ります。
敬語は、「尊敬語、謙譲語、丁寧語」になります。
尊敬語と謙譲語の意味ならなんとなくわかります。
尊敬語は、「相手側(第3者)の行為・ものごと・状態などについて、その人物を立てて敬う」ことです。
謙譲語は、「自分側の行為・ものごとなどを、話や文章の相手に対して、引き下がった謙虚な表現」です。
「第三者か、自分のことか」で、尊敬語と謙譲語が区別されることは一応理解できます。
ところが、丁寧語になってくると話が混乱してきます。
相手に敬意を表したり、上品な表現が丁寧語です。
すると、どうしても二重敬語の問題が出てきます。
丁寧にしようとする結果、「一つの言葉について、同じ種類の敬語を二重に使う二重敬語」の間違いをおかしがちになります。
どのように間違うかというと、「おっしゃる」「お越しになる」「ご覧になる」などは、この言葉で敬語になるようです。
この言葉に、さらに「・・・れる」という尊敬語をつけると、」二重敬語になるというわけです。
具体的表現で見ると
二重敬語の間違い:社長がおっしゃられていました
正しい表現 :社長がおっしゃっていました。
二重敬語の間違い:先生がお越しになられました。
正しい表現 :先生がお越しになりました。
さらに詳しく調べてくと、例外的に慣例として認められている二重敬語があります。
「お伺いする」は、「伺う」と「お・・・する」の二重敬語になるのですが、慣例として正解だそうです。
こうなると、ひとつずつ丁寧語の事例を記憶していくほかありません。
面接では、敬語も大切ですが、相手に尊敬、謙譲の雰囲気を感じてもらう態度や表情も大事な気がします。
「ビジネスマナー=相手に敬意を表す」です。
一つ一つの言葉も大切ですが、体の動きや表情で敬意を表現する姿勢が求められます。
好感を与える雰囲気づくりが重要になるのでは?
キビキビした態度で明るくふるまえば、誠実な人柄を印象付けられるように思います。