先週末、東京駅の八重洲地下街を歩きました。
今話題の「東京おかしランド」をのぞいてみましたが、夏休みだったせいか店内は人で一杯でした。
昼ごはんということで、並びの「東京ラーメンストリート」にいってみましたが、こちらも全店で行列です。
その後、「東京キャラクターストリート」でお土産を買おうとしたのですが、通路は込み合い歩くのも一苦労といった状態でした。
「東京おかしランド」、「東京ラーメンストリート」、「東京キャラクターストリート」、この店舗構成はJR東京が進めているのだと思いますが、実に見事な企画だと感じました。
不思議に思うのは、なぜデパートでこのような面白く、集客力のある売場ができないのでしょか?
デパートの2011年の売り上げは6兆1525億円で、前年比2.0%の減少です。
15年連続の売上ダウンで、ピークだった19991年9兆7130億円の3分の2まで落ち込んでいます。
これだけ長期低迷が続いているのに、なぜ東京駅のような新しい仕掛けの売場ができないのでしょか?
デパートの人気企画といえば「北海道物産展」で、これに類似したイベントも多いようです。
それ以外は、「デパ地下の惣菜とスィーツ」、そして毎年恒例の「福袋」「お中元・お歳暮」、「バレンタインデー」などがマスコミの話題になるくらいです。
なぜ、東京駅地下街のような新しいコンセプトの売場がつくりだせないのでしょうか?
デパートの人たちのアイデア発想力はどうなっているのでしょうか?
想像力が不足しているように感じます。
定番企画の「福袋」をどするかといった戦術的企画に終始して、これまでにない新しい企画生み出す戦略的発想を欠いているように思われます。
デパート業界については門外漢ですが、なにか新しい発想を阻害する業界特有の問題があるのでしょうか?
デパートには、ぜひ想像力を働かせワクワクするような楽しい売場を生み出して欲しいと思います。