植物工場のミニチュア装置を使って、研究者になるためのキャリア学習は? | think to careerのブログ

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 このブログで、何度も「15歳から24歳の『悲しい七五三』」ということで、学卒就職者の早期離職と高い失業率を指摘してきました。


 この問題を解決する最善の方法は、新たな成長市場を作り出し、雇用を生み出すことです。


 若者の就職支援も重要ですが、新たな市場の創造による雇用の増加なくして、本質的な改善は難しと思われます。


 新市場を生み出すには、新しい技術の研究・開発に取り組む必要があり、優れた研究者を育成しなければなりません。


 小・中・高校生の「なりたい職業ランキング」によると、「研究員・大学教員」は男子で小学生4位、中学生11位、高校生7位、女子では高校生で17位にランクされています。


 研究者なりたい子供たちが、意外に多い印象もします。


 ところが現実は、省エネ・省資源など新しい市場の創造につながる環境関連の学習会を行っても、中高校生の参加は数えるほどです。


 「部活が忙しい、受験があるので・・・」といった理由で、参加しないようです。


 そこで、彼らの参加を促し、魅力を感じる「研究者になるためのキャリア学習」の実施を考えています。


 それは、LED照明、水耕栽培による植物工場の実験装置を使った研究学習です。


 たとえば、レタスの栽培などを実験します。露地ものレタスの栽培は、2~3月かかるといわれています。それに対して、植物工場では2~3週間で栽培できるそうです。


 その理由は、赤色LEDです。赤の光は、光合成を促進するので、葉物野菜の成長を促します。


 そこで、LEDの照明時間や栄養素の補給をパソコンで管理できるミニチュアの植物工場を使い、照明や温度など環境条件の変化による成長の違いを記録、最も成長が早い方法を見つけだすような研究学習をしたいと考えています。


 光や栄養素の制御が、どのように成長に影響するかのシミュレーションは面白い実験となり、研究者になりたい中高校生の興味を引くのではないでしょうか。


 これから、この研究にふさわしい実験装置を探し、このようなキャリア学習に協賛してくれる企業を探そうと思っています。


 各種「キャリア学習ゲーム」については、、「㈱環境教育ソフト k-k-soft.com お知らせ」 をご覧ください。