高校生から社会人までを対象にした、「自分らしい仕事を探す『カウンセリング」カード』」について、このブログで紹介しました。
このカードをみたカウンセラーの人から、中学生バージョンを作ってみたらと次のような意見をいただきました。
いま、中学1年生から、自分のやりたい仕事などについて考える学習を実施しています。
ただ、「自分のやりたい仕事はなにか?」と問いかけても、答えの返ってこない子供も多く、その授業の進め方が難しく困っているようです。
カードを使って「やりたい仕事」を探すのは面白やり方です。使って見たいと思う人も多いでしょう。
ただ、現在のカードの表現では難しすぎるので、中学生で使えるやさしい内容にして欲しいといったアドバイスでした。
そこで、次のような視点から、中学生用に「自分のやりたい仕事を探す『キャリアデザインカード』」を制作しました。
① 学校や普段の生活で、なにについて、どのように感じているかを問いかける。
② 感じていることについて、「関心のあるコト、好きなコト、得意なコト」で答えてもらう。
③ 「関心のあるコト、好きなコト、得意なコト」からやりたい仕事に導く。
④ 中学生のなりたい職業ランキングであげられている職種も、カードに取り入れる。
これまでの「カウンセリングカード」は、どのように社会貢献するかを重視してきました。
中学生バージョンでは、「自分の関心のあるコト、好きなコト、得意なコト」といった自分の意識や感情的な要素を切り口にして、どのような仕事に結びつき、どのように社会貢献できるかの内容にしています。
カードの性質から、どうしても一部かたい表現部分もありますが、全体としては中学生で理解できるレベルの内容になったと思っています。
今日(20日)の新聞にも、大学・専門学校を卒業して3年以内に退職する人が52%と、これまで説明してきた「15歳から24歳までの悲しい七五三」を上回る厳しいデータが発表されています。
このような早期離職を防ぐ意味からも、中学生からやりたい仕事を見つけ出し、それをもとにしたキャリアデザイン学習を進めていきたいと考えています。
「キャリアデザインカード」については、「㈱環境教育ソフト k-k-soft.com お知らせ」 をご覧ください。