体動なくなり 虚無が近づいた 
視線の先に何を見てるの
最期にくれた優しい言葉が
滲んでぬるい涙頬を伝うよ  


大事にしたくて 現実は違い
気づけば君に辛くあたった
偽りのぬくもりで慰めた
みんな母を求めて還りたがるね




徘徊したあげくに辿りつくのがここなんて


サビ
ぼくが少年から描いた 未来とは違ってて
欲が渦巻く汚れた世界で
廻り廻る螺旋模様 廻ってる


ぼくは老いてしまった 過去が消え去ってく
朽ちる恐怖に目を背けたくて
クルリクルリ螺旋模様 狂ってく


甘い死をあげたくて苦い生を欲しがってた
壊れそうな くらい儚い 命をかざして
こぼれそうな くらい愛した 脆いあたしだった

とろけそうな くらい陳腐な 甘い誘惑に
狂いそうな くらい踊った 弱いあたしだった


罠に掛った兎の赤眼 どれだけ叫べばお前は駆けるの


月光に溺れて呼吸ができない 蒼く深く暗い底に堕ちたよ

激昂に侵され抑えきれない  潰れた声骨の髄に響けよ

月光に晒され全部剥がれる 過去も嘘も浅ましさを暴かれてしまえよ



痺れそうな くらい甘美な 毒を飲み干して
悶えそうな くらい苦しむ 無垢なあなただった

倒れそうな くらい眩しい 歪んだ顔して
凍えそうな くらい冷たく 恐いあなただった


むごく裂かれた兎の赤眼 どれだけ叫べばお前は満ちるの


月光に溺れて呼吸ができない 憎しみさえすがる程に孤独で    

激昂に嬲られ引き返せない 痛み疼く胸の奥の炎   

月光に照らされ何も見えない 愚かな罪焼き尽くして滅ぼしてしまえよ



月光に溺れて呼吸ができない 涙が枯れ笑いながらキスした








雪の夜の少女

作詞ちくび【んこ】 作曲&歌じゅん

original short version




そっと肩に手を添えて 優しい女は言いました
なにも考えないで 君を独りにしないよ
信じればいい
ふっとあの日を思った 従順な私は言いました
何も求めないよ だから1人にしないで 信じてるよ


透明な時間が 機械のように過ぎてゆく
そしてはじめての夜がやってきた


雪がヒラヒラリ ヒラヒラリ 夜空を舞い落ちる
二人の距離が近付いて

雪がユラユラリ ユラユラリ 睫毛に積もってく
静かにあなたを見つめてる
すれ違う瞬間 少女は引き金を引いた
命が弾けた


そっと唇をなぞり 素朴な男は言いました
なにも恐がらないで 僕が守ってみせるよ 
生きてればいい

ギュッと瞼を閉じて 嘘つきな私は言いました
何も怖くないよ だけど1人でいるから 忘れないよ


純粋な時間が 積み木のように崩れてく
そして終幕の夜がやってきた


雪がヒラヒラリ ヒラヒラリ 夜道に降りそそぐ
二人の距離が近づいて

雪がユラユラリ ユラユラリ 窓辺を飾ってく
静かにあなたを見つめてる

愛を知る瞬間 少女は報われず終わる 
命が途切れた