TOYOUKE Clinic のブログ

豊受クリニック(内科・小児科)院長の髙野です。
平成27年1月より世田谷区玉川台で開業しております。
平成24年5月から池尻大橋駅近くの池尻クリニックで
診療しておりましたがビルの売却に伴い移転しました。


テーマ:

前回の記事のコメント欄に長崎の精神科Drから反論を頂きました。

いつも、そこそこ逸脱したこと(笑)を言っているのに

このように面と向かって反論をされたことって殆ど無い

ので、なんか嬉しいかもニコニコ


非常に冷静に論を述べておられて、感心してしまいました。


そして、前回の記事の内容が事実と大きく異なる点がある

ことも思い出しました。脳内変換で妄想の思い出を述べて

しまって申し訳ありません!


そう、確かに上五島病院にも精神科医はいたのです。

対馬と違うのはその人数(今はそれぞれ1名

だそうですが当時は上五島に1名・対馬は3名)と

上五島には『45床の精神科病棟が無かった』ことです。


上五島病院の精神科Drが年末の職場対抗駅伝大会に

腰痛のため出場できなくなったため、自分が代わりに

走らされてエラいことになった時もありました。


でも何故、脳内変換で精神科医が居なかったことになってしまったのか?

精神科に紹介せねばならないような患者さんが

殆どおらず、当直時に精神科医にコールせねば

ならないことも殆ど無かったからです。

これは前回書いた内容の通りです。


もちろん、上五島にだって精神科的な症状の人はおり

向精神薬を飲んでいる人もいらっしゃいましたが

そのディープさが全然違うのです。

精神疾患にまつわるトラブルが遥かに少ないのです。


その点について何故そのような印象だったかを

精神科Drが分析してくれていますが、そこについては

的外れだとしか思いません。


精神科医が3名もいて

入院病棟があったことで

上五島よりも対馬の方が

精神を病んだ患者さんに

とって楽だったり幸せだったりしたか?

というと、そんなことは絶対に無い。

当然のように、むしろ逆です。


下記にFBに載せられた反論を引用しますが

一箇所だけピックアップしますね。


「医師が、病気ではない人に、病気のレッテル張りをして、

悪意あるいは重大な過失で不要な薬を処方し、ホンモノ

の病気にしている、というようなことを、かつての同僚に

投げるのは、ちょっと、あんまりではないでしょうか。」



確かに昔の仲間に対して、これだけ否定するって

ヒドイ話だ、って自分でも思いますよ。同僚として

付き合う分には上五島でも対馬でも良い先生達

でした。でもね、そのような面もあることは認識して

方向転換はしていっても良い時期だと思いますよ。



~~以下引用です~~

「医者が病気を作ってる」というブログについて

【この記事は公開設定です。コメントに際してはご注意ください】

私の勤務する長崎県精神医療センターには、実は長崎県病院企業団というオーナーがおります。
ちょうど親会社のもとに、対馬本店(対馬いづはら病院)、上五島本店(上五島病院)、五島本店(五島中央病院)など、おおきな病院が集まってます。
うちはどうも精神医療センター出張所みたいな位置づけなのかなあ、と思うところでもあります。

最近、とあるブログを紹介いただきました。
http://ameblo.jp/theyellowplanet/entry-11976541981.html

このブログを書かれた先生は、上五島病院、対馬いづはら病院を勤務ののち、現在は関東地方で内科・小児科として開業をされている、とのことです。

面識はありませんが、同じ自治医大の卒業生として、また同じ企業団に勤めておられたというご縁もあり、開業の門出を迎えられた先生には、はなむけをさせていただくべきなのでしょう。

なので、ここでは、このエントリー、「医者が病気を作ってる」について、感想を述べさせていただくことにします。

少し長くなりますが、引用します。

まず冒頭。

>人口は中通島が2万数千人、対馬が3万数千人でしたが、対馬の
>方が面積はかなり広いので北の方に上対馬病院という小規模ながら
>も総合病院があり、そのため上五島病院もいづはら病院も
>150床で丁度同じくらいの規模の病院でした。

>受診する患者さんの病気の種類も、人数も似たようなものでしたが
>明らかな違いがありました。

>上五島には精神科の患者がいないのに
>対馬には精神疾患が多いのです‥


 先日、上五島病院のお手伝いで、お正月明け、1日で62人の精神科外来を診てきた私としては、患者がいない、というのは「ちょっと...???」とも思いますが、まあいいでしょう。
 他科の事情というものは、見えにくいものです。
 この先生がおられた時には精神科医師は常勤でおられたので、不在という理由で他科の先生に臨時でお薬をお出しいただくことも、今ほどは、なかったでしょう。

 それから、現在、上五島病院186床(一般病床132床、療養型病床50床、感染病床4床)、対馬いづはら病院199床(一般154床、精神45床)になっています。
 人口比では上五島の方が多いようにも思いますが、対馬には中対馬病院、上対馬病院があるので、たしかに同じくらいの規模と言っても、いいかと思います。


>当直していて、夜中に「眠れないので睡眠薬を出してください」とか
>「気分が落ち着かないのでなんとかして欲しい」とかいう理由で受診する
>人が上五島では皆無だった(もちろん全くゼロではないけれど、自分の
>印象では皆無に近かった)のに、対馬ではそういう訴えで夜間に相談を
>受けることが多い。カルテを見ると、既に1ページに収まりきれないくらい
>の精神薬が処方されているので、これ以上どうしたらいいか分からずに
>精神科医にコールする、ということが何回あったか分りません。

>当直の仕事が一段落して、やっと布団に入った寝入りばなに患者さん
>から電話がかかってきて、ただ話を聴いて欲しいという要求に答える夜も
>どれだけあったか‥

 たしかに、これは、精神科を有する総合病院にお勤めの、他科の先生が感じる困難だろうと思います。
 私たち精神科医師も、当直の時に、一番悩ましいのが、この「眠れない」という電話で、寝入りばなの電話、ホントに困ります。
 ただ、これは、精神科を標榜している以上、しょうがないことだと思います。
 患者さんのことをわかっていたり、あるいは常連さんになってきたら、「もう、かけてきたら、いかんよ」「眠らせてちょうだいね」と頼んで、「すみませんでした」と受話器を置いていただくのですが、慣れない先生方にとっては、大変なのだろうと思います。
 ただ、これは「夜は寝る時間だから、寝なさい」として、話の腰をあえて折って、繰り返すという対応を当直医全員で一貫して、話を聞かないようにすると、減るような印象は、あります。

 もちろん、一番いいのは、精神科医師が当直することです。
 ただ、さすがに2、3人で、毎日回すわけにもいかないので、それに代わる形で、オンコールを置いておられるのは、本文の通りです。

 他科の先生が、精神科の問題でお困りであった、ということは、大変だったろうなあ、とも思いますので、その点、お疲れさまでした、と申し上げたいところです。


>向こうにいる頃は、対馬にはそういう病気が多い土壌があり
>そういう血が多く流れているんだろう、と失礼な解釈をしていました。

>対馬には精神科の患者が多いから精神科医が3人もいて
>上五島には精神疾患が少ないから精神科医がいないし精神科の
>入院病床も無いのだと‥

 これは、あまりほめられた表現ではありませんが、寝入りばなを電話で起こされてしまい、当直中、ろくに睡眠もとれない医師の苦労は、もう四半世紀、経験し続けておりますので、「ぼやき」として、聞き流してもよいのかと思います。

 ただ、

>原因と結果が逆なのです。
>対馬には精神科医がいたから
>精神疾患が多く当直医も悩まされ

>上五島には精神科医がいなかった
>から精神疾患が少なく当直医が楽
>だったのです(+_+)


 人口がほぼ同じで、精神疾患を有する患者さんの数が決定的に違う、というのが事実なら、大発見です。
 上五島の精神疾患が著しく少ない、のならば、その疫学的意義を検討すべきです。

 ただ、冒頭に期したように、上五島病院精神科のお手伝いで、多くの外来患者さんの対応をさせていただいたのは、何だったんだろうなあ、とも思います。

 現実には、精神疾患を有する患者さんが、どちらかが少ないというような事実は、見あたりません。

 違いがあるとすれば、対馬いづはら病院の先生は、精神科患者さんが、夜間・休日に受診することがあるけれど、上五島病院では、それがない、ということに過ぎません。
 違いを生みだしているのは、精神科病棟の有無など病院の役割の違い、救急は断らずに受けましょうというような職員の姿勢、不要不急の連絡をしてくる患者への教育、そして患者や地域が病院に期待することの差、そして地域の文化など、多くの変数の差によるものでしょう。

 これらすべてを個々に検証することは困難ですが、たとえば病棟があれば、入院中に「いつでも相談しなさい」という説明を、職員の誰かから受けている可能性もありますし、患者さん同士で「夜に電話をしても、受けてもらえる」という情報を知っていたりすることもあります。

>対馬には精神科医がいたから
>精神疾患が多く当直医も悩まされ

>上五島には精神科医がいなかった
>から精神疾患が少なく当直医が楽

 というより前に、それ以外の要因をどうして検討しようとせずに、短絡的にこの結論に至ってしまうのか、疑問でなりません。


>上五島に居た頃に「こんな時に精神科の先生が居てくれたらなぁ…」
>なって思ったこと、一度もありませんもの!

 上五島病院には、精神科病棟がありませんから、地域の患者さんは、病院に夜、精神科医療の専門家がいるとは思っておりません。情報交換をできるような患者さん同士のつながりも、気迫である可能性もあります。職員も、あえて明言する必要さえないくらいに「先生がいるのは、診察日の昼間だけですよ」と、話しているのでしょう。


>こんな分かりやすい例が実在するのに、そこに居る間は
>気付かなかったりするんです。


 こうした変数を考慮した上でも、この例が、果たして、わかりやすい例になるのでしょうか。

 あえていえば、このブログに書かれている現象は、自分が体験したことが世界のすべて、というような説です。
 仮に、この説が正しいのであれば、昨年、対馬と上五島、それぞれ、精神科医師が1名ずつになったので、精神疾患は、両方の島とも、同じになっていなければなりません。

 そして

>精神科に限らず、医者に病気のレッテルを貼られ
>薬でホンモノの病気にされている人、結構多いでしょ…((+_+))

 精神科の診断は、操作的診断基準が導入され、冷たいくらいに理詰めになりました。
 現実には、両方の病院に常勤されている先生は、私たちの病院で1年間の研修を受けられ、その後に各病院に行っていただいていますので、精神科医師の基礎的素養を踏まえた上での診療が、きちんとできる方々です。
 どのような診療科であっても、一定の割合で見誤ることは、あり得ない話ではありませんが、

>精神科に限らず、医者に病気のレッテルを貼られ
>薬でホンモノの病気にされている人、結構多いでしょ…((+_+))

 というような現象が、本当にあるのでしょうか。

 医師が、病気ではない人に、病気のレッテル張りをして、悪意あるいは重大な過失で不要な薬を処方し、ホンモノの病気にしている、というようなことを、かつての同僚に投げるのは、ちょっと、あんまりではないでしょうか。

 もちろん、一定の割合で見誤ることは、あり得ない話ではありませんが、それを最小化するように切磋琢磨するのが医師の仕事でもあります。
 もし、精神科の医師が、この医師の本質的な仕事を怠って、病気のレッテル張りをして、薬でホンモノの病気にさせている、というのなら、どうして、対応した患者さんについて精神科に連絡をして、薬による不具合について、対処を求めなかったのでしょうか。

 もし、この先生が、そんな基本的なことさえ行わずに、開業に至られたのであれば、大変申し上げにくいのですが、「先生、開業して、大丈夫ですか」という言葉を、はなむけに送らねばなりません。

 以上、病院の名前を実名で出しておられるということでもあり、見解の撤回を求めるよりは、意見を表明させていただき、広く論じていただければと思っております。

~~引用ここまで~~

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