良いお年を。 | theSoul 河野健太郎ブログ「河野健太郎 no さそいわらい♪」by Ameba

良いお年を。

みなさまこんばんは。

2019年の大晦日、いかがお過ごしでしょうか。

先ずは、この1年もtheSoulを応援してくださり、誠にありがとうございました。

皆様のおかげで、今年も無事にtheSoulとして音楽活動を続けることができました。

theSoulにとって、2019年は、のちのち振り返った時に、確実に重要な分岐点となる1年になりました。

先ず、僕、河野健太郎は昨年末でコールセンターの仕事を辞めて、歌の講師の世界に飛び込みました。

この1年間は一言でいうと、がむしゃらな1年でした。

毎日僕のレッスンを選んで来て頂く生徒様に、少しでも有意義な時間を過ごして頂き、「歌って楽しい!人生って楽しい!」と思って頂けるように、毎日毎日全力で生徒様と、自分自身と向き合い突っ走ってきました。

ここ10年を振り返っても、こんなに歌と向き合うことのできた1年はなかったと感じています。

レッスンの中でたくさんのことを生徒様からも教わり、僕自身もさらに音楽が、歌が大好きになったと同時に、歌の奥深さを感じ、さらに精進しなければとも感じました。

そしてそこで得たものを一粒残らずtheSoulの毎月のライブに持って行きました。

「前回のライブよりも、さらに良かった」と思って頂けるように、毎回試行錯誤でライブにのぞみました。

2019年ラストライブの皆さまの笑顔を見た時に、この1年がむしゃらにやってきたことが心から報われた気がしました。

本当にいつもありがとうございます。

話が戻りますが、何故この2019年が大事な年になったかというと、メンバーそれぞれが生まれ変わった1年だからです。

theSoulメンバー村井清崇の誕生日4/12に、名人に長時間に渡り「このままじゃいかんぞ」という話をしました。

彼は当時ノジマのエリアマネージャーとして忙しさの真っ只中にいて、正直音楽と向き合う時間がほとんど持てずにいました。

でもそんなことよりも、出世していくにつれ上から言われたことに粗相がないように行動し、自分の意見など全く言わないような、つまり本来の村井清崇のいいところがほとんど消えてしまっている状態でした。

その日を勝手に名人の生まれ変わり記念日としました。

そこからの名人の努力、活躍は皆様が知ってらっしゃる通りです。

毎週木曜日の仕事終わりに、はるばる僕の家まで来て、眠たい目を擦りながらボイトレをし続けました。

歌について音楽について熱く語り、いつのまにか僕の中でもかけがえのない時間となっていました。

名人も会社でも本来の村井清崇に戻り、お客様のためになることだけを信念に、新店舗の店長として輝いていました。

本当にこの1年、名人よく頑張ったね。

誰よりもライブに来てくださった皆様が名人の頑張りを感じていてくれたことだと思います。


次にtheSoulギタリスト楯岡裕人。

彼も3月から僕と同じ音楽教室のギター講師として新しい道に挑戦し始めました。

彼はこれまでの経験やプライドを全部捨て去って、後輩の先生にもどうすればお客様にとっていいレッスンが出来るのかをメモをとりながら必死にがむしゃらに頑張っていました。

ラストライブでも言いましたが、theSoul2019年MVPはたっちゃんを選ばせていただきました。

実は彼はここ10年近く、心の病気と付き合ってきました。

僕も村井も腹をくくって、一生かけてでも彼の病気に付き合っていく覚悟でした。

この1年の成長をとなりで見続けていた僕は、ある確信を持っていました。

その予感は的中しました。

つい先日、お医者さんから、10年に及ぶ心の病気が完治しましたとの診断を受け、お薬もなくなりました。

4.5年前は正直彼は人生のどん底を這いつくばっていました。

誰もが彼は終わったと思っていました。

でも、僕と村井は彼に

「絶対に大丈夫、あせらんでいいよ」と言い続けてきました。

明けない夜はない。

冬は必ず春となる。

たっちゃんが生き様で僕らに教えてくれました。

どんなにどん底な時でも、theSoulのステージに立ち続けて、その時だけは楽しいと言い続けてくれて、今では僕、村井、三木が、たっちゃんの前では背筋が伸びるというくらいのでっかい男になっています。

ほんとに彼は大成長を遂げました。

彼は最近常々僕に言っています。

「次は僕が、同じ病気で苦しんでいる人たちの光になれるようなギタリストになります」と。

10年前に病気になった時に僕は彼に言っていました。

「今は何言ってもわからないかもしれないけど、この病気を乗り越えた時のたっちゃんは、ほんとにカッコいい男になってるよ」と。

僕の予想を遥かにこえる男になったね。

本当にありがとう。


次にサポートドラマーのだいちゃんこと三木だいすけ。

彼もこの1年、theSoulがさらにいいバンドになるようにと色んな角度からサポートをしてくれました。

先日12/4。

実は彼にも村井清崇と同様に「このままじゃいかんぞ」という話をさせていただきました。

彼とは同じ年なので、言われるのも嫌だろうなという思いはありつつ、それよりも彼がtheSoulのサポートドラマーとして来年もこの先も参加し続けるためには言っておかなければならなかったことを2時間かけてかなり厳しい話をしました。

村井、楯岡も同席し、これまで感じてたことをすべて伝えました。

彼は嫌な顔一つせずに、「そんなに言いづらいことを言ってくれてありがとう。」と言ってくれました。

その日を生まれ変わり記念日とし、彼は次の日から変わろうとしていました。

theSoulのために自分も成長しようとする姿が本当に嬉しかったです。

ラストライブのアンコールの最後でも、最後に三木だいすけ〜!と名前を呼んだときに、みなさまから割れんばかりの拍手を頂けたのは、彼が43歳からでも成長しようと、これまでのプライドを捨てて、その変わろうとしている彼の姿、言葉、振る舞いすべてがファンのみなさまにも伝わっていたからだと信じてます。

だいちゃん、あの日から本当に変わろうとしてくれているよね。名人もたっちゃんもだいすけさんすごいですといつも僕に言ってくれてます。

真正面から想いを受け取ってくれてありがとう。

来年もtheSoulにたくさんの刺激をお待ちしてます。

僕、リーダー河野から見ても、村井清崇、楯岡裕人、三木だいすけは心から誇れる、一生一緒に音を奏でたい最高のメンバーだと自負しています。

もちろん僕も含めそれぞれ足りないところばかりですが、この4人が一緒にいる限り、補い合い、励まし合い、高め合い、上を目指して行けると確信しています。

そして、決して忘れてはいけないのが僕の唯一無二の師匠、十川ともじ師匠。

僕がここまで真剣に音楽と向き合い続けられているのは十川さんのおかげです。

ちなみに今日も2時間ほど電話でおしゃべりさせて頂きましたが、音楽、歌の奥深さ、楽しさをいつも背中で語って頂き、いつか師匠みたいなミュージシャンになりたいと、いつも刺激を優しさを与えてくださり、本当にありがとうございました。

来年もさらに精進し続けて参りますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。


2019年はメンバー1人1人が生まれ変わった年。

theSoulが生まれ変わった年。

これもすべては過去のそして現在のtheSoulを愛してくださり、theSoulの未来を楽しみにしてくださるファンの皆様のあたたかい応援のおかげでございます。

来年には6/27に渋谷での大型ワンマンライブも控えています。

満員で迎えたいです。

来年はきっと飛躍の年になると思います。

というか、飛躍の年にします。

theSoulの大切にしている部分は決して変えずに、日々変わり続けたいと思います。

最後になりましたが、2019年も多大なるご声援をありがとうございました。

2020年も引き続きどうぞよろしくお願い致します。

それでは、2020年もみなさまお一人お一人にたくさんのSMILEが降りそそぐ1年になりますように!!!

また来年、笑顔でお会いしましょう。

良いお年をお迎えくださいませ。

You're my friend.

ありがとう。

2019年12月31日。

河野健太郎