「M:I-2」~ジョン・ウー監督解釈版ミッション:インポッシブル | ネコ人間のつぶやき

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 「M:I-2 (ミッション:インポッシブル2)」(2000年)は往年の名作海外ドラマ「スパイ大作戦」をリブートした人気シリーズ第二弾です。

 

"MissionImpossibleII_youtubeCover" Photo by Denis-Carl Robidoux

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 今回のトム ・クルーズ演じるIMFエージェントのイーサン・ハントが登場するシーンがロッククライミングなんです。


 「M:I-2」を公開当時映画館で観た時は、まさか大スターがこんな危険なアクションするわけないから「CGも進歩したな~」なんて呑気に思ったんです。

 

 でも、後で知ったんですが、ロッククライミングもトムがスタントマンなしでマジでやっていたそうです。

 

 後のトムのアクションを観たら納得とは言えスゴすぎです。

 

 他にも得意のバイクアクションやマーシャルアーツも披露しています。


 今回はIMFのアンブローズ(ダグレイ・スコット)が裏切って殺人ウィルス・キメラと特効薬ベレロフォンを強奪したことが事件の始まり。

 

 ロッククライミングをしてバカンスを楽しんでいた時にキメラ奪還の指令を受けたイーサン・ハント(トム・クルーズ)はチームを編成。

 

 女泥棒にしてアンブローズの元カノ・ナイアを潜入させて犯人グループの目的と意図を探らようとするが…というお話。

 

 イーサンは変装の名人ですが、アンブローズも変装得意というのがミソなんです。


 2人は能力的に互角。

 

 そしてナイアをめぐってイーサンとアンブローズの三角関係が肝になります。

 

 ナイアはアンブローズに要はハニートラップを仕掛けるわけですが、イーサンはナイアのことが気が気でならない。


 アンブローズもナイアとイーサンの仲を疑い、愛憎に身悶える。

 

 シリーズ通してイーサンは情にブレるスパイらしからぬ男として描かれていますが、その人間くささが良いところ。

 

 前作とは違って「M:I-2」は スパイ映画とは言い難いかもしれません。


 予想以上に香港アクション映画のノリです。

 

 白い鳩が飛び立ち、トムが二丁拳銃を撃ちまくる。

 

 ジョン・ウー節炸裂しまくりなんです。

 

  劇画的な演出は合う合わないがはっきりする作風ですけども、個人的には楽しみました。


 「M:I-2」は シリーズの中でも異色の作品ですが、とにかくジョン・ウー的世界観の格好良さを堪能すべし、なのです。