今回はエリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、ジェームス・ディーンの大スター3人による主演映画「ジャイアンツ」(1956年)。
掘り当てた石油を全身に浴びるジェームス・ディーンの姿を鮮烈に記憶しています。彼にとっては遺作なのです。
"BE001134" Photo by Tullio Saba
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「ジャイアンツ」は保守的なテキサスの名門ベネディクト家の30年を描いた大河ドラマです。
1920年ごろ、東部の名門の娘レズリー(エリザベス・テイラー)の父を訪ねて遊びに来たベネディクト家のビック(ロック・ハドソン)。
ビックはたくましい西部の男です。マッチョな彼にレズリーは惹かれて結婚、西部の地へ。
"846. giant_1_1" Photo by petcor80
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しかし嫁入りしたベネディクト家でレズリーは「女は仕事に口を出すな」と言われてしまう。
さらには西部の激しい人種差別に驚くレズリー。レズリーは東部の都会っ子で思想も進歩的な女性。家の内外でカルチャーショックを受けるのです。
ビックとレズリー夫妻は何度もギクシャクします。人種差別者で女性の社会進出を好まぬビックにレズリーは反感を憶えます。
ビックと反目しあうベネディクト家の使用人ジェット(ジェームス・ディーン)は、譲り受けた土地で石油を掘り当て大富豪に。
"Rock Hudson and Elizabeth Taylor" Photo by Film Star Vintage
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時代はジェットに味方し、ビックとジェットの立場は逆転するのです。大牧場が徐々に時代遅れになり、その現実を受け止めるしかないビック。
思う通りに行かぬ人生に内心「自分は人生の失敗者だ」という思いがあるのですが、ギクシャクしつつも一緒にテキサスの地で生きる夫婦なのです。
老ビックに「あなたは私の誇りよ」と興奮して語った理由をレズリーから聞いたビックが「僕は90歳まで生きたとしても君を理解できないだろうね」とキョトンとしながら語るシーンがとてもホンワカして好きですね。
"Gigante" Photo by Ethan Edwards
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レズリーへの永遠の片想いが自らを破壊してゆくジェットとベネディクト夫妻が対照的に描かれています。
家族の普遍的な姿を描く大河ドラマ「ジャイアンツ」。先の読めない人生の荒波を生きること、家族の絆や差別の問題、寛容さが疑問視される今という時代だからこそ観るべき一作なのでは・・・と個人的には思います。
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