古代インドでは解脱悟りを求め修行のために出家するという制度があった。

お釈迦様も出家し菩提樹の下で覚醒された。

仏教はこの出家制度をそのまま引き継いでいるとされる。

 

オウムは解脱悟りを目指すと出家制度を現代に蘇らせた。

それ自体は結構なことであると思うが、実際は閉鎖的な犯罪集団と化してしまった。

 

さて、ひかりの輪で出家はどうなったかと言えばHPにはこのようにある。

 

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(1)スタッフの大幅な減少

オウム真理教・麻原は、家族との縁を絶つ「出家」を重視し、オウム真理教は、閉鎖的な「巨大な出家教団」を形成し、社会と断絶されていました。

「ひかりの輪」は、その問題が解消しています。

オウム真理教・麻原の教義では、「ひかりの輪」が行っているように、出家を辞めることや、脱会することは、真理から離れ、麻原との縁が切れることになる大きな悪業とされ、その形態が肯定されてきました。しかし、「ひかりの輪」は、その教義を、過ちであると反省・総括を行い、その結果、出家制度を解消し、開かれた団体としてのあり方をとっています。

「ひかりの輪」のスタッフ(団体専従のスタッフ)は、現在12名です(同居している一般会員は2名)。これは、発足当初から、3分の1以下に激減したことを意味します。 
スタッフは大きく以下の2種に分かれています。

①団体活動の指導員等: 9名
     代表1名、副代表3名、指導員等5名

②その他外部就労者、病人など: 3名

 

①居住形態・資産などの大きな変化 / ■オウムの脱却・払拭――「脱麻原」「反麻原」の改革 / 初めての方へ // ひかりの輪 (joyu.jp)

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哲学教室というのなら出家は必要ないであろう。

ただ、この専従のスタッフというのが出家とどう違うのかがわからない。

 

専従のスタッフ=出家ではなかろうか?

 

この点は人数が減ったこととはまた別の話であろう。

 

上祐が説法などをして一般会員からお金を取っており、麻原が説法などをしてお金を取っていたのと変わらないだろう。

一般会員が専従スタッフを支えるというのは、在家が出家を支えるオウムと同じに見えてしまう。

 

横断幕にあった

 

「名前を変えてもオウムはオウム!」

 

のように

 

「名前を変えても出家は出家!」

 

なのではなかろうか?

 

それに哲学教室なら、ソクラテスとか、プラトンとか、カントとかやっているのだろうか。

哲学がやりたいなら、ひかりの輪は全員が大学の哲学科を受験するとか、あるいは聴講生にでもなればいいのではなかろうか。

 

上祐はオウムしか知らないはずだが、どこまで哲学がわかるのだろうか。

もし、ロフトで哲学の教授と専門的な対談をするなら見にいきたいものである。

 

さて、オウムの出家を解消し開かれた教団とあるが、実際はどうであろうか。

2016年9月17日のヴァジラティシュナー正悟師こと野田成人のブログには次のようにある。

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滝本弁護士が代理人になったのは、元信者のKである。Kはワシに脱会支援を求めて来た。要するに住居を決めての生活保護だな。もう何年になるだろうか…。

「とにかく脱会」ということで、体一つで出てきたわけだが、荷物の大半は施設に置いたまま。ま、そういうパターンは少なくない。問題になったのは、内容証明にもあるが、ノートパソコンと健康器具(カラーパンクチャーとかいうやつだった)の所有権が誰のものかという話。

収入その他を全額布施して一切の所有権を放棄するオウムの出家なら、この所有権問題は当然教団側にもそれなりに分があったわけだが、ひか輪の場合は、収入の一部を本人に帰属するのを認めるようなところもあったからややこしい。ま、Kにしろひか輪にしろ、所有権をはっきりさせてなかったことがお互いトラブルの原因なんだろうな。ただ、仮に全額布施の教団であったとしても、団体を辞めるなら退職金代わりに上げても問題ないと思うわけだが。

んで、問題文章のひか輪広報言い分

「 ひかりの輪広報 @hikarinowa_koho 8月17日
@human0013 残念ながら、野田成人氏の説得にも応じませんでした。野田氏(ないし弁護士)立ち合いでの挨拶と資産の分割作業の数時間の対応さえできないのですから、これは明らかに内面の問題があったと思います。

  ひかりの輪広報 @hikarinowa_koho 8月17日
@human0013 これらの批判は、同人が出た後になされたものであり、脱会を阻害する批判ではなく、きちんとした手続きをしなかった点の批判です。同人を滝本弁護士に昇華した野田成人氏も、同人が挨拶や資産の区別をしなかったことを問題視し、同人にそれを促した事実があったと記憶しています」

概ね言ってることは事実なんだけど、その本人が最後にキチンと挨拶しない、立ち合わないって問題が、上祐本人の問題の裏返しっていうのは分かってるんだろうか?ってとこなんだけど。

 

Kは女性なんだけど、それ以前に何回も団体を辞めようかどうしようかという話をしている。

その度毎に上祐に捕まって、延々と引き止めの説得を受けていたらしいんだな。

つまり本人は面談の度毎に、「もうやめようか」と思っているわけなんだけど、いつの間にか「ああいえば上祐」に丸め込まれてしまうわけだな。

こういうのを数回繰り返したとして、本人が最後に上祐とキチンと話ができるんだろうか、という問題。

まあ避けたいでしょ、そりゃ。

だって上祐と話すこと自体が、トラウマというか、自分の意図が覆される嫌ぁ~な思い出になるわけで。

20年以上同じ出家生活を続けてきて、それなりに本人もそんなに悪態をつかず、真面目に一生懸命やって来たところ、
「私は今日をもって団体を辞めるから、あんたのうざったい話は聞かねえ、クソして寝ろ!あばよ!!」
なんて毅然と言える人間がどれだけいるのだろうか?

男性ならまだしも、女性なら尚更難しいだろう。

オブツ真理教 JOYU (fc2.com)

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辞めたい人間に上祐は延々と引き止めの説得をしているとある。

滝本弁護士、ヴァジラティクシュナー正悟師こと野田成人が間に入りようやく脱会となっている。

また、自分たちの非を棚に上げて脱会者を批判している。

これでは閉鎖的なオウムと同じではなかろうか。

 

また、2018年3月23日のタントラデュパ師こと蒲芙美子のブログにはこのようにある。

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※写真はイメージです

 

私が脱会したあと、上祐氏のグループが脱会して「ひかりの輪」という団体を立ち上げて完全に教団は分裂した。多くの出家者(サマナ)や信徒が上祐氏についていくのでは? と思っていたが、私の予想に反して「ひかりの輪」に行った人はそれほど多くなかった。

そして、しばらくするとその人たちも次々とやめていった。なかでも上祐氏の側近の一人だった元М師がやめたときは意外だった。

元М師と会って話してみると、やめたのは上祐氏についていけなくなったからだという。古巣の批判はしたくないようすで、感情を抑えて事実を少し話してくれた。

「絶対に、やめさせてくれへんねん…」

「そうなの?」

「ほんまに出るの大変やったよ。やめたいと言う人には長時間の拘束…部屋から出さないでずっと説得するねん。懐柔が効果ないと、今度は罵声を浴びせて言葉の暴力。ティッシュの箱投げたり、床をドンドン踏み鳴らしたり、壁をバンバン叩いたり。私は顔を殴られて…」

「顔、殴ったの、上祐さんが?」

「七、八発やったと思う…ほら、映画とかにあるやん、あんなふうに口の中が切れて血が出たわ。パワハラやで…」

「なにそれ…女性を殴るなんて、最低…」

 

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何とこちらは女性を7、8発ほど殴ったとある。

元M師の女性というのはもしかしたらメーカラダーイカ―師ではなかろうか?

 

脱会を巡っては有名なところでは田口事件、落田事件、仮谷事件など起きている。

拉致や殺人こそしないものの、延々と説得し、挙句の果てに女性に暴力を振るう。

どうみても閉鎖的な犯罪集団のままである。

 

これではオウムのままと言わざるを得ないのではなかろうか。

上祐には説明をお願いしたいところである。