ひかりの輪はオウムを反省し犯罪はしないとしている。
HPにはこのようにある。
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違法行為禁止規定
ひかりの輪 役員会
2007年6月19日制定
2018年3月23日改正
1,当団体の会員は、法令を遵守し、いかなる違法行為も犯さないように努めなければならない(※下記「法令遵守の手引き」を参照のこと)。
2,当団体の専従会員は、当団体の活動と無関係な非専従会員の私的な活動においても、違法行為が行われないよう、指導または助言に努めなければならない。
3,前項までの規定の趣旨を実現するための当団体会員の相談窓口として、当団体に、法務担当役員を置く。法務担当役員は、当団体会員からの相談に対して、必要に応じて弁護士等の専門家の助言を仰ぎつつ、法令に則った適切な指導または助言をしなければならない。
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では実際にはどうかというと、2015年7月30日のANNニュースには次のようにある。
この副代表の女性というのは写真の方だ。
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●無登録“旅行業”「ひかりの輪」副代表を書類送検
バッダヴァーチャナンダー師こと細川美香。
「聖地巡り」などと称して無登録で旅行業を営んだとして、オウム真理教から分裂した「ひかりの輪」の副代表の女(49)が書類送検されました。
ひかりの輪の副代表の女は去年、旅行業の登録をせずに「自然と聖地巡り」と称する旅行を計画し、代金として40人から合わせて数十万円を受け取った疑いが持たれています。
警視庁公安部によりますと、女はひかりの輪のホームページで参加者を募り、旅行には信者のほか、一般の人も参加していたということです。女は「違法性の認識はなかった」と話しています。
公安部は、ひかりの輪がこれまでにこうした旅行を60回以上実施し、運営資金や布教活動につながっていた可能性があるとみています。
ひかりの輪は、「違反していないと確信しております」とコメントしています。
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オウム時代から思っているのだが、信者に何かあると教団は全否定しかばうのである。
金集めのために何でもかんでもやって、何かあると「知らなかった」と組織的に逃げるである。
これではオウムと同じと言わざるを得ないのではなかろうか。
「違法とは知らなかった」法律を知らなかったら罪に問われない? |Authense法律事務所
また、2020年2月5日の朝日新聞には次のようにある。
こちらも幹部である。
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●ひかりの輪 女性役員を逮捕 立ち入り検査忌避の疑い
タントラウッピリー師こと吉田恵子。
公安調査庁の立ち入り検査を忌避した疑いが強まったとして、福岡県警は5日、オウム真理教の後継団体「アレフ」から派生した「ひかりの輪」の役員吉田恵子容疑者(65)を団体規制法違反(検査忌避)の疑いで逮捕し、発表した。
公安1課によると、吉田容疑者は昨年1月31日、自らが責任者を務めるひかりの輪の福岡県福津市の福岡福津施設が同法に基づく立ち入り検査を受けた際、パソコンを施設2階の事務室兼居室の布団の中に隠し、検査を避けた疑いがある。公安調査庁が県警に昨年11月、告発していた。この日朝から同市の施設のほか、東京都内の施設を家宅捜索している。
同庁は、ひかりの輪が今もオウム元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の影響下にあるとみており、全国の施設への立ち入り検査を繰り返している。検査をめぐっては、過去にもアレフで逮捕の事例がある。
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ひかりの輪HPにはこのようにあるのは興味深い。
幹部が守っていないのだろうか。
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■「ひかりの輪」の法令遵守(コンプライアンス)
法令遵守の手引き
(1)旅行業法について
旅行業に該当する行為をしないこと。
旅行業とは、報酬を得て、事業として、旅行者のために、「運送」または「宿泊」のサービスの提供を受けることについて、代理して契約を締結したり、媒介したり、取り次ぎしたりする行為等を指す。
(35)立入検査拒否等の罪
立入検査実施中に、検査対象物である書類を破棄(シュレッダー)した疑い。
→立入検査を拒み、妨げ、又は忌避した場合、この罪に問われるので、誤解されるような行為はしないこと。
違法行為禁止規定 / ■「ひかりの輪」の法令遵守(コンプライアンス) / 初めての方 // ひかりの輪 (joyu.jp)
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2016年9月3日の神奈川新聞にも同じような記事がある。
こちらはアレフであるがそっくりである。
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●検査拒否の疑い、アレフ信者2人逮捕 神奈川県警
県警公安1課と神奈川署は2日、団体規制法違反(立ち入り検査拒否等)の疑いで、いずれもオウム真理教から改称した「アレフ」の信者(36)=横浜市神奈川区新町=と、別の信者(43)=同市南区宮元町1丁目=の2容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は、共謀して3月2日、公安調査庁が同法に基づいてアレフ横浜施設(同市神奈川区)に立ち入り検査をした際、活動内容を書いた書類数十枚をリュックサックに隠した、としている。
同課によると、1人は黙秘、別の1人は「間違いない」と容疑を認めている。
県警は9月2日、同法違反容疑で同施設を家宅捜索した。
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こちらもやはり見られたくないものを隠し逮捕されている。
どうしても滝本太郎弁護士が2007年3月18日にブログに出した上祐の資料を思ってしまう。
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オウム集団幹部らの2000年1月16日頃の会議内容
ー上祐提案の改革案
出席者:上祐史浩、村岡達子、野田成人、杉浦実、岡田弘幸
5 立入り検査に対する「対策マニュアル」
・法務部名で出す。
・訴訟、懲戒免職を求めるために、氏名・役職を確認し、写真を撮る。
・問題がないものはある程度見せるが、焦らしながら見せること。
・金庫や机は、鍵をかける。自分の机じゃないという。パソコンは、立ち上げを求められても、自分のパソコンじゃないのでバスワードを知らないという。
・人の調査に対しては、立入り検査は設備や帳簿の調査が対象でしょう、という
・個人的に使用している者、団体に無関係などと対応する。
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逮捕が繰り返されるのはこの辺りが関係しているのではなかろうか。
これではオウムのままと言わざるを得ないのではなかろうか。
上祐には説明をお願いしたいところである。




