身体と声とセリフと感情の関係ワークショップ終了 野々下 | 仙台シアターラボブログ

仙台シアターラボブログ

仙台市を中心に活動する演劇集団 仙台シアターラボのブログ


テーマ:

身体と声とセリフと感情の関係ワークショップ

 

最終回無事終了!

 

全4回に分けて行われたWSは、

 

俳優の職能について広げては、

チームで共有することで、

俳優個人のアイディアや魅力を、

集団の共有財産にすることに取り組みました。

 

身体、声、感情など、

俳優の個性といわれている部分も、

技術として共有できることを認識してもらい、

「オーラ」

とか

「生まれ持っての」

といわれている要素についてもメンバーが言語化することで、

共通言語を獲得し、

共通認識にしていきました。

 

プロセスとしては、

まず魅力的な読み方を俳優各自が提案。

プランと実際の演技の違いを明らかにし、

結果を大切にし、プランを後付けで修正。

意味や物語から切り離された、

言葉を喋る魅力を作り出しました。

その後、俳優が考えた設定(いつ、どこ、誰)、

で面白さと設定をすり合わせて、

演じるというものでした。

 

また、役作りというものを、

俳優が自分という素材と同等に、

衣装やメイク、

小道具や大道具、

音響や照明、

そして

戯曲さえも、

絶対で不変な存在として扱わず、

相互に変化し、寄り添ったり離れたりするものとして、

過程がなるべく外側から見てわかる形にしていきました。

 

小道具やセリフが1つ変わるだけで、

全てが変わる面白さを感じていただけたと同時に、

役者の職能の豊富さと、

俳優ができることに関して無限の可能性を感じていただけたと思います。

 

この4日間を経て、

2ヶ月間稽古場にいる俳優が、

戯曲にしか興味を示さないということが、

俳優自身や共演者、座組にもたらす貧しさは、

決してやる気や真剣さに比例するものではないことがわかりました。

 

真剣に演劇に取り組むのではなく、

真剣に戯曲に飲み取り組んでいるため、

貧しい稽古場ができてしまうということです。

 

音響的に困っていれば、照明を変化させることで補い、

大道具が困っていれば、衣装が補う、

と言う考え方が全メンバーで共有できていない現場は、

傍観者がいる状況を作り出してしまい、

最終的に、傍観しないメンバーと傍観するメンバーの温度差によって、

チームワークが壊れる状況を作り出してしまいます。

 

全要素、全セクションと対話できる(違いをすり合わせ、互いに変化を許容する)状況にすることは、

誰かを排除しない、孤立させないという、

社会包摂の考えにつながる、

演劇の強みだと考えます。

 

全セクション、全部門が調整し変化し、補い合うことこそ、

演劇の面白さの根本なのかもしれません。

theatrelaboさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス