東京バレエ団「ドン・キホーテ」@東京文化会館 | 明日もシアター日和

明日もシアター日和

観たもの読んだものについて、心に感じたことや考えたことなど、感想を綴ってみます。

振付 ウラジーミル・ワシリーエフ

音楽 レオン・ミンクス

沖香菜子/宮川新大/柄本弾/政本絵美/三雲友里加/秋山瑛/伝田陽美

 

 数カ月ぶりの生バレエ鑑賞だったこともあって、興奮と至福感で満たされましたー🎉  東京バレエ団としての本格的な公演再開のオープニングが「ドン・キホーテ」で良かったかも。難しいことを考える必要なく、ただただ楽しい〜と思いながら観られる古典作品、気持ちが明るくなります🌞

 東バ公演は基本的に秋元さん&川島さんイチ推しで観ているんだけど、キトリとバジルは沖さん宮川さんが合ってるんじゃないかなと思ってこの回にしました(秋元さんのバジルはエレガンスが強いかなと。好みですが🙇‍♀️)。意外だったのは、子どものためのバレエ「ドン・キホーテの夢」では何度もペアを組んでいるけど、2人が全幕公演として「ドン・キホーテ」を踊るのはこれが初めてだということ。

 

 沖さんはキュートでハツラツとして、しかも優美な雰囲気もあり、まさに私がイメージするキトリ&ドゥルシネアです🌻  テクニックがクリアで脚のラインが美しい。回転の軸は揺るがず、ステップはパキパキしていて良いです。グランフェッテ最後は少し勢いが落ちかけたけど、無理せず形をキープすることに集中していて正解。演技にもメリハリがあり、キホーテへの優しさが感じられたのが一番良かったかも👏

 宮川さんのバジルは少年ぽさと青年らしさが交互に見え隠れする、まさしく床屋の息子(褒めてます😅)。もっとはっちゃけるかと思っていたのでコミカル度が薄めなのは予想外でした。よく言えば、やりすぎないということだけど、狂言自殺のところも結構おとなしめで、もっと笑いを誘う演技でも良かったのでは?🙄(素顔は真面目な人なのかな?😬)。ダンスでは、ピルエットの安定感とジャンプした時の身体の美しさは格別ですね。GPDDのヴァリエーションは素晴らしかった。サポートも問題ない……んだけど、1幕と2幕にある片手リフト、ともに2回目がグラついてアレっと思った。

 

 エスパーダが柄本さんというのはご馳走😊  やっぱりスターのオーラがあるなー✨ エスパーダをノリッノリで楽しで踊っていました。闘牛士アンサンブルとの一体感も揺るぎなく、マントさばきも皆さん綺麗に揃っていてカッコいい〜😆  このシーンが決まると気持ちいいんですよね。結婚式でもエスパーダと政本さんメルセデスが踊りますね。政本さん、手足が細くて線が弱そうに見えますが、華やか且つしなやかなダンスでした。

 実は今回、一番印象に残ったのはキューピッドを踊った秋山瑛さんでーす。降板した川島さんの代役で踊った初役キトリが素晴らしかったようですが、キューピッドも最高でした🎊  純真で可愛らしく軽やかで妖精のよう。キューピッド独特のピッピッとメリハリある振付も秋山さんはやりすぎず、自然で流れるような動きでした。このとき後方で子どもエンジェルたちが頭と翼だけのケルビム・ポーズで寝転んで脚を交差させたり手をヒラヒラしたりしてるの、たまらなく可愛かった😆  コック帽をかぶったちっちゃいパン職人さん姿も、ちょこちょこした動きと相まって愛くるしかった〜😄

 

 鳥海さんガマーシュは、お決まりパターンとしてキザでナヨッとしているけど、少し気が弱そうな洒落男という造形だったな。最後にダンス(ピルエット)の見せ場もあって良かったですね。海田さんサンチョの最後のダンスもおおーっとなる。この2人がいじられっぱなしではなく、結婚式にちゃんと出席しているところも好きです👍

 アンサンブルの、小芝居するときはする、揃って踊るときはきちっと揃える、それ、両方できるところが東バですね。ジョイフルな街の広場、猥雑感ある酒場、華やかな結婚式、どのシーでもメリハリのある演技とダンスを見せてくれた。ジプシーの野営地でエスパーダを含めた男性陣が、ジャンプして足の裏でタンバリンを叩くところ、振付もいいけど、踊った皆さんも完璧に揃っていて、あそこ好きだったなー👏

 終わって幕が両側から閉まるとき、それぞれの端をサンチョとガマーシュが引いて背中がぶつかる、最後まで気の利いた演出でした。

 

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