こんにちは。ヒデキ・ノダです。

 

 私がアメリカで映画&テレビ学部を卒業したのはご存じかと思います。映画が好きで、本場の映画を勉強したい気持ちから、その学部を選びました。卒業するまでは本当に苦労したのを覚えています。それでも、好きで選んだ学科。後悔もなかったですし、苦労も軽減されました。

 私はアメリカ時代はもちろん講義でたくさんの映画を見させられましたが、日本に帰ってきてからもかなりの数の映画を見ています。貯金が少なくなってきてからは映画館に行くことができず、映画DVDを借りて見ています。休日なんかは気晴らしにとでも言いますか、数本借りて消化することが多いです。

 転職活動時代は時間的余裕もあったため、一日に4本見たりしていました。結構キツく重労働だなと感じました。手当たり次第、自分の作品に取り入れるべきところがないかと探し求め、たくさんの映画を見てきました。海外映画が多く、見るたびにアメリカ留学時代を懐かしく思います。これが本当に私の追い求めていたものなんだと。渡米前は本当にモチベーションが高く、何も失うものはないという気持ちでした。アメリカに渡って、映画の神髄を吸収し、そこで呼吸する息づかいを生で聴きました。その息づかいは今でも映画DVDを借りるたびに記憶として蘇ってきます。

 アメリカは本当に映画に目の肥えた方が多く、ホストファミリーの映画評論からもお分かりいただけるかと思います。ハリウッドのお膝元に住んでいるホストファミリーは厳しくセクハラ問題を糾弾していましたね。それも映画を愛するが故にのこと。厳しい目を養っていかねばと思いました。今は映画DVDと相俟って、日本語の小説を買って読んだりして、自分の作品に投影したりもしています。どこが足りないのだろうと思案し、欠落部分を見抜くのに時間がかかったりしています。それでも、自分のためにと、せっせと映画DVDを借りて、自己研鑽の糧にしています。

 これからも映画をたくさん視聴し、貪欲に自分の作品に活かしていきたいと思っています。