私は塾講師の経験があり、教えること自体が好きで、得意だったと思います。
「誰でも可能とまでは言わないが、実際やる気はあるが方法論がわからないという人は多くいる。
自分の経験からも、きっかけさえあれば、変わる可能性は常にあるのだ」という思いで指導していました。
勉強ができないと言っている生徒の生活を見てみると、たいてい勉強していないです。
勉強時間が圧倒的に少ない。
それに、そんなに集中していません。
勉強の文化ということで言えば、昔は一部の人にしか、情報は公開されていなかったと思います。
情報にアクセスできない人は、なかなか思うように結果が出せなかった状態です。
塾とか予備校ができて、口伝の世界は一般化していきます。
学校の先生、先輩が持っていた文化、一部の家庭が持っていた文化をお金で買う時代とでもいうべきでしょうか。
お金のある人は、たくさん教育費をかける。
お金をかければそれなりの結果は出ます。
結局、勉強はやるかやらないかと情報で決まるので理にかなっています。
今でもまだそうかもしれません。
でもこれからは変わると私は思っています。
なぜなら、情報は公開されつつあるからです。
やる気のある人にとっては、とてつもなく有利な時代が訪れました。
さて、受験前の平均勉強時間はどのくらいなのでしょうか?
大雑把にいうと
日東駒専文系レベルで約800時間(理系+500時間)
MARCH文系レベルで1500時間(理系+500時間)
早慶上文系2500時間(理系+500時間)
上中位国公立大学3000時間(理系+500時間)
旧帝大文系3500時間(理系+500時間)
と言われます。
つまり合格したかったら、これだけの時間を費やすのか公開されているわけです。
もちろん、勉強内容の違い、個人差はありますが、
私の経験則からいっても、概ね正しいと思います。
仮に週60時間勉強して、1年で3120時間です。
トップクラスは週100時間越えです。
1日14時間勉強しても、週100時間には到達しません。
この勉強時間を聞いて、「クレイジー」と感じるか、「普通でしょ」と感じるかは人それぞれだと思います。
でも合格する人はやってます。
いままではあまり知られていなかっただけの話です。