評価会議 | Integrity

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成長拡大の陰に裏方あり。
総務部という会社を守るディフェンダーの立場として、自己啓発・自己成長の記録をここに記します。

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 『評価会議』     第75号 2019年5月24日
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さて、目標設定・評価は賞与連動ということが多いですが、

じゃあ給与はどうやって何と連動すんの?ってことになりますよね。


これは、目標評価制度よりもさらに難しいテーマかなと思います。



本来あるべき姿は、と言うかそうだと僕が思っているだけですが、

スキルを細分化して、
それぞれのスキルを5段階ぐらいに分けて、
どれだけ習得しているかを測り、
その習得度合いでグレードに分けて、
グレードの中でも3~5段階程度のランクに分けて、
それぞれのグレード、ランクで年収帯を決める、

っていう感じでしょうね。



このスキルを細分化するというところと、
習得度合いを測るところが難しいんですよね。

だから言うのは簡単だけど、実現はなかなか難しい。



まずはスキルの洗い出しから始める必要がある。

でも人事部門は、えてして現場のスキルに詳しくないんです。



だから現場の人をその会議にどうしても含めないといけない。

でも現場の人は現場で忙しくて、
評価制度を作るのに協力する時間がなかなか取れない。



だから難しいんですよね~。

でも、僕はこれをやるべきだと思っています。



これをきちんと整備するには、割と時間がかかります。


まずプロトタイプを作って、テスト運用することも考えると、

半年評価の場合であれば
半年~1年半ぐらいかかるかも知れません。

1年間で評価する場合は、
1~2年ぐらいかかるかも知れません。


でも根気よく整備したいものですね。



で、そこまで細かいスキル表を作成しなくても
評価をするにはどうしたら良いか、

もしくはスキル表を作成することよりも
まず目の前の評価をしないといけない、というケースもあるでしょう。


そういう時は、管理者だけが集まって評価会議をするのが
いいんじゃないかなと思います。


人数が少なかったら社長がほぼ評価してしまう、
っていうのはテッパンだとして、

各部署ごとの評価をする場合って、
他部署には内緒でやっちゃいがちじゃないですか。


事情によってはそれでも仕方ないと思うんですけど、

管理者同士が集まって、各部署のメンバーを全員でやると意外と良い。



ただ管理者にかかる負担はそこそこあると思います。

言い合いになってはダメなので、
評価会議のファシリテーションがカギになるかなと思いますね。



もちろん、これが正解、というものでもないので、

自分の会社のカラーだったり、
メンバー、管理者などのキャラだったり、

そういう全体を見ながら、やりやすい評価の仕方を考えましょう。



どんなやり方をしても、それが正解です。

ただ一つだけ、絶対に外してはいけないルールを守りさえすれば。



そのルールとは【公平性】です。



頑張って結果を残した人が、損をするような評価であってはならない。

サボってズルするような人とか、実力もないのに人付き合いだけで
うまく取り入ってるだけの人が評価されてはならない。



それは大原則です。


それさえ守れていれば、どんなに拙い評価制度だったとしても、
社員はついてくると思いますよ。



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