JRAで2戦して未勝利のまま名古屋に転入してきたショルト。ようやく1勝を挙げての重賞挑戦は酷かもしれないが、走った1400Mの時計が破格で、2着に2秒以上の差をつけての勝利だった。東海地区の3歳牝馬は抜きん出たヒロインがおらず、一進一退を繰り返している状況。ならばその編み目をくぐって、いきなり結果を出してしまうかもしれない。まずはスタートを決めたいところだ。
ダイオライトとは、日本初のの3冠馬セントライトの父馬。イギリス2000ギニーを勝った輸入種牡馬で、1941年から3年連続、通算で4年もリーディングサイヤーになった名種牡馬である。なぜ船橋競馬でダイオライト記念というレースが存在するのか?千葉県成田市三里塚の宮内庁下総御料牧場に繋養されたことに由来するらしい。フェブラリーステークスとドバイワールドカップの狭間だけに、JRA勢の一線級が出走してこないので、地方競馬所属馬にもチャンスがあるレースとも言えるが…今年もチャンスはあるかも。
久々の56キロならクリソライト。G1勝ちもある実績馬だけに斤量を背負うことは仕方ないが、ようやくこの馬の力を発揮する舞台が整った。相手は、マイネルトゥランとユーロビートに絞った。このレース、連覇を成し遂げてる武豊騎手を背に3連覇の道に障害はない。
2008年、高知競馬の業績不振とダートグレード競走から撤退の案もあり開催が中止された黒船賞。しかし、2009年に復活!地道な経費削減とファンの多大なる募金によって開催された。そのことからもわかるように高知競馬のファンはただのギャンブル好きではないのだ。どの地方競馬場を見渡しても生活習慣の一部として通っている人もいる。インターネット投票が全盛のこの時代だが、目先の利益だけを考える時代はそろそろ終焉を迎えるのではないであろうか……。
前走フェブラリーSはあわやという好走を見せたニシケンモノノフ。昨年は2着という結果も、その後の成績を見れば一段と力をつけたと言える。格段に戦いやすくなったメンバー構成なので、直線の強襲だけに注意すれば結果はついてくる。