本当に最後のタイミング法は撃沈に終わり、生理が来た翌々日にクリニックを予約し、体外受精に向けての詳細な説明と流れを聞く。
本日から排卵誘発のために自分で自宅で「レコベル」を注射してください、とのこと
「レコベル」は卵胞刺激ホルモン剤で、卵巣内の卵子(卵胞)を育てるための薬剤
「レコベル」は、AMH(血清抗ミュラー管ホルモン)の値と体重から、その人の状態に合わせた投与量が決まるとのこと。
妻の場合は、9日間×8μg に設定された。
(だから、72μgペンを使っていたのかな??)
妻は事前に自己注射レッスンなるものに参加していただけあって、自宅での注射は見事であった
でも、それをただ黙って見守ることしかできない自分は、とても辛かった・・・(妻のほうが辛いんだけどね・・・)
排卵誘発剤の使用の副作用に、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)というものがあり、レコベルの使用でもその注意書があった
卵巣が膨れ、お腹や胸に水がたまり、重症になると腎不全や血栓症を引き起こすことがあるとのこと
レコベルの説明書には、国内臨床試験では11.2%の方にOHSSが認められたと記載されていた
重症例は認められなかったとは書いてあるものの、命にかかわる可能性はゼロではないことを考えると、妻にはホント申し訳ない
赤ちゃん、早く来てーと願うばかり
卵管造影検査やFT手術に加え、排卵誘発剤、そしてこれから採卵に移植が待っている
妻の身体は大丈夫なのか
もっと優しくなろうと心に誓う僕であった
(たまに些細なことで喧嘩するけど・・・そんな自分が大っ嫌い)