「特別に食べすぎているわけではないんです」
血糖値が高い方から、よく聞く言葉です。
確かに話を聞いてみると、
量としてはそれほど多くない。
甘いものも控えている。
それでも数値が思うように下がらない――
そんなケースは珍しくありません。
ここで知っておいてほしいのは、
血糖値は 食べた量だけで決まるものではない ということです。
血糖値に大きく影響するのは、
「どれだけ食べたか」だけでなく、
「何を食べたか」「どう食べたか」「いつ食べたか」 です。
たとえば、
・早食い
・炭水化物中心の食事
・夕食に一日の食事量が集中している
・食後すぐに座りっぱなし
これらは多くの方が「普通」と感じている習慣ですが、
血糖値の面では上がりやすい条件がそろっています。
特に早食いは要注意です。
短時間で食べると、血糖は一気に上昇しやすくなります。
また、ごはんやパン、麺類などから先に食べると、
血糖の上がり方はさらに急になります。
一方で、
野菜やたんぱく質を先に食べる。
食事の時間を少し長めに取る。
それだけでも血糖の上がり方は変わってきます。
もう一つ大切なのが、食事の時間帯です。
夜遅い食事は、血糖が下がりにくく、
翌朝の数値にまで影響を残すことがあります。
完璧な食事内容を目指す必要はありません。
「普通」を少し見直すだけで、体はきちんと反応します。
血糖管理は、
無理な制限を続けることではなく、
続けられる形に整えていくことが何より大切です。