『北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ』 (2016) U・オルテ/M・トロービク監督 | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~


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元々、旅行にパッションはない方。「苦労こそが旅行の醍醐味」と思っているが、その苦労が苦痛でしかなくなってきた最近は特にそう。だからといって、苦労をアウトソーシングするツアー旅行には全く興味がない。そうした自分が、行ってみたいと思う国が北朝鮮。「近くて遠い国」には興味を惹かれる。しかし、やはり行くことはないのだろうと思っている。旅行に行く疑似体験的に、北朝鮮を扱った作品には足が向いてしまう。

 

ロック・ファンを自認しながら、ライバッハの名前は知らなかった。それもそのはず、何しろスロベニア(1980年のバンド結成当時はユーゴスラビア)のバンドである。その彼らが2015年に北朝鮮でライブ・コンサートをやった時の模様を収めたドキュメンタリー映画。

 

北朝鮮で西洋のロック・アーティストがコンサートを開催したことがあるかググってみると、どうも彼らが歴史上初めて(2008年にエリック・クラプトンが招待されたらしいが、実現はしなかった)。そうした画期的なイベントのはずなのに、受け入れ側の準備不足なのか、コンサートの準備は混沌を極めていた様子が映像から伝わってきた。その混沌の理由は、イベント・プロデューサーの言葉にあった「彼らは個人では一切決定をしない」ということにあるのだろう。

 

作品の時間の9割がバンドのメンバー+英語が話せる現地スタッフの映像。つまり、海外の文化に全く接したことのない生の北朝鮮の人々の姿は、この作品からは見えてこなかった。そして、この作品を観る前に持った、一番素朴な疑問の「なぜ彼らが選ばれたのか」という点に関しては、明確な答えはなかった(彼らがネオナチだと誤解されることが多いように、北朝鮮も同じく誤解されることが多いから共通項があると説明されていたが、全く納得できなかった)。

 

最近観た北朝鮮を扱ったドキュメンタリー映画では、市井の人々の姿が見える『ワンダーランド北朝鮮』の方がよほどよかった。

 

★★★★ (4/10)

 

『北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ』予告編

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