『音量上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』 (2018) 三木聡監督 | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~


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驚異的な声量を持つロックスターのシンは、カリスマ的な絶大の人気を得ていた。しかし彼は、誰にも言えない秘密を抱えていた。それは、彼の歌声が、声帯の整形と声帯筋肉を薬物で強化する「声帯ドーピング」という方法で作られていることだった。しかし彼の喉は筋肉の強化に耐えられず崩壊寸前、声が出なくなる恐怖におののいていた。ある日シンは、声が小さいストリートミュージシャンのふうかと出会い、その姿にかつての自分の姿を重ねる。

 

個人的には、奥田英朗原作の映画化『イン・ザ・プール』(2005年)以来ご無沙汰だった三木聡監督作品。

 

キャラクターや美術は思いっきり遊んでいて、なかなか楽しい設定。特に、ふせえり(三木聡監督の実の伴侶)演じる「デビルおばさん」と松尾スズキ演じる「ザッパおじさん」の掛け合いは結構笑える(一番はニコラス・ケイジのネタ)。そうした小ネタはいいのに、ストーリーのテンションが上がらないのが残念な作品。「ハイテンション・ロックコメディ」ならぬ、「ローテンション・ロックコメディ」に終わっている。

 

主役の阿部サダヲは相変わらずはじけているが(ただ体型がデスメタルには少々ぽっちゃり)、ヒロインの吉岡里帆がイマ一つ地味。歌声が小さくて聞こえづらいストリートミュージシャンの彼女が、大きな変貌を遂げて「絶叫歌姫」となるという設定なのだが、変貌後もおとなしめ。絶叫ボイスでガラスを割るくらいのインパクトがほしかった。

 

また、後半の所属レコード会社の陰謀や、ふうかの育った釜山でのドタバタも、あまりピンとこない。

 

尺を縮めて、深夜枠のテレビ番組にでもすればいいかなという程度。

 

★★★★ (4/10)

 

『音量上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』予告編

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