『汚れた英雄』(1982) 角川春樹監督  | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~


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初作品『犬神家の一族』(1976年)からブームにまでなった角川春樹事務所制作の一連の作品では、プロデューサーを務めてきた角川春樹。それだけでは飽き足らなくなったのか、これが初監督作品。

 

大藪春彦の作品は、一時期好きで随分と読んだことがあった。ストイックで反権力的なタフガイを主人公とする作品は、一気に読ませるエンターテインメント性があった。

 

しかし、この映画化作品には残念ながら、大藪春彦ワールドのカリスマ性は微塵もなかった。

 

「ワークス」チームライダーに対抗するプライベーターというテーマや、レーサーとジゴロの二重人生というテーマがあるのだから、もう少し面白い作品にできそうなもの。延々とレースシーンが続き、随分と中身の薄い作品というのが観終わった印象。

 

「シナモンが違う」の草刈正雄の演技はそれほど悪くはなかった。ただ、バイクに乗っている北野晶夫が彼であるというイメージはなぜか持つことができなかった(スタントを使っているのは当然なのだけれど)。あと、彼のお尻をあれほどまでしつこく何度も見せる必要があるのだろうか。

 

観るきっかけであった浅野温子は、『スローなブギにしてくれ』の輝きは全く失われてしまっていた。わずか1年ばかりのことなのに。

 

角川春樹にはプロデューサーとしてのセンスはあるものの、監督として映画を作ることはできないのではないかと思わせる作品。

 

★★★ (3/10)

 

『汚れた英雄』予告編

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